ウッドデッキを再塗装 素人でもできる

一軒家は手入れが大変だ。
最近では持ち家派とか賃貸派とか色々言われていて、せめて買うのならリセールがよいマンションだろ!という意見もよく聞く。
つまり一軒家は負の遺産と言われることもしばしば。でも一軒家には夢がいっぱい詰まっている。
自分の好きなようにやりたいように家を管理できるのが魅力の一つ。

今回は夢が詰まった一軒家のウッドデッキを再塗装したので、やり方や感想に諸費用を紹介しつつ記事にしていきたい。

ウッドデッキの手入れを全然していない、自分のような人の参考になれば嬉しい。

ウッドデッキの塗装は自分でできる

ウッドデッキの塗装と聞くとハードルが高そうで素人にはかなり難しそうに見えるけど、実際は手順を踏んで道具と時間さえあればだれにでもできる。
もちろんプロに頼むよりは仕上がりの差はあるだろうけど、それ以上に金銭面で得られるメリットもある。プロに頼むともちろん工賃が必要になり、業者にもよるだろうけど5万円~くらいはするだろう。
自分でやれば道具代だけで済むので、2万円できて割安になる。

工程は大きくわけて4段階

では早速今回行なった塗装の工程を紹介していく。
工程は大きく分けて4つ。
できれば4日ほど設けて行なうのがいいんだけど、2と3については一日でまとめてやっても何とかなると思う。

  1. 高圧洗浄機
  2. 下塗り
  3. 塗装(1回目)
  4. 塗装(2回目)

1.高圧洗浄機で汚れをとる

まずは、ウッドデッキについている、汚れや以前に塗った塗装をできる限り落としていく。
サンダー(やすり)を使った方がキレイに取れそうだけど、手間と時間に体力がかなり必要なので、こだわりが少ない人は高圧洗浄機がおすすめ。

高圧洗浄機の圧力は想像以上にすごくて近づけすぎるとウッドデッキを傷めてしまう可能性もある。
少し離してウッドデッキの汚れを取っていこう。

あと、高圧洗浄機は高額なモデルから現在はお手軽なモデルもある。
一軒家住みだと何かと便利なので、一つ持っておくと結構重宝するから持ってない人はこの機会に買ってみるのもアリかも。

高圧洗浄機である程度汚れをとったら、十分に乾燥させよう。

できれば、完全に乾燥させた方が塗料が乗りやすいので、できれば2日~3日くらいは間を空けたい。

我が家の高圧洗浄機はHiKOKI(ハイコーキ) FAW105を使用している。
以前書いたレビュー記事もよかったらぜひ

2.透明液で下塗り

ウッドデッキが乾いたら次は透明液で下塗りをやっていく。
気になるところがあれば、サンダーをかけると仕上がりがよりキレイになるので、余裕がある人はやっておいて損はない。
自分は木自体が凸凹したリブ加工と呼ばれるものが施されていて、上手くサンダーがかけられないので、フラットな部分だけかけることに。

あと忘れてはいけないのがマスキングテープや養生テープを使って、ペンキが付くとまずい箇所を保護しておこう。

今回はマスキングテープだと粘着力に不安があったので、養生テープを使ってみた。

あと何気に子供たちが石で遊んだりして、隙間に小石が挟まってたりする。
塗装のムラにもなるので、取っておく。

下塗り前になかなかの作業量だったけど、ここからいよいよペンキを塗っていく。

まずは、ペンキをよく振って攪拌させる。

よく振ってからペンキを刷毛で塗っていく。
角は丁寧にそれ以外は大胆にムラが無いように意識して。

塗り終わったら、できれば1日くらいは乾かしたほうが良いそうだが今回は夏の天気が良い日だったので、3時間くらいおいてすぐに次のペンキを塗ることにした。

3.塗装(1回目)お好みの色で

ここまでくればあとは2回塗ってしまえばもう終わり。
といってもここからがメインであり、一番難しいポイントかもしれないが。

下塗りが乾いたら次はお好みの色でウッドデッキを仕上げていく。
定番というか一番人気のありそうなウォルナットをチョイス。
濃いめの色でシックな仕上がりを目指したい。

まずは、先ほどの下塗りと同じく、容器をよく振って液体を攪拌させる。
次に塗りやすいように適度な容器にペンキを入れていく。

今回は刷毛だけだとしんどいので、コテバケも用意。

次に塗りやすいように適度な容器にペンキを入れていく。
ホームセンターに売っているそれ用の容器でもいいんだけど、3年~5年に一回しかしないし、あっても邪魔になるしという方は100均とかにステンレスパットなんかを使うといいかも。もちろん自分を100均で買ったものを使用。
というか下塗りの時もこの要領で塗ればよかったとここで気付く。

同じように角は丁寧にそれ以外は大胆にムラが無いように意識して塗っていく。

1回目の塗装が完了したら、乾燥させていくんだけど、推奨は24時間とのこと。

なので、次の日の同じ時間帯から再度塗ることに。

塗装(2回目)少しでもキレイにしたいなら2度塗り

まずは、昨日の1回目の塗料の出来栄えがこちら

写真で見るとけっこうムラが目立ってるけど、実際はここまでは気にならないレベル。
もちろん、こだわりを持ってするなら全然ダメかもしれないが個人のDIYレベルと考えると、個人的に全く問題ない。

1回目に引き続き2回目もやっていく。
隙間とか細かいところは塗る時はベンダーが便利。

1回目に隙間がしっかり塗れていない気がしたので買い足した。
やっぱり何事もやってみないと必要なものがわからない。

そんなこんなで仕上げに向かってひたすらウッドデッキを塗っていく。

細かい部分を新アイテムのベンダーで塗ったり、大きい面はコテパケで一気に塗りしたりしながらようやく完成。

こちらが塗り終わり直後の写真。

曇り空のためか、ムラはあるもののそこまで気にならないレベル。

次に翌日の写真

やはり晴天の下だとムラが結構目立つ。
でもこのくらいなら許容範囲といったところか。

その次の日には早速雨が降ってきたけど、見事なはじきっぷりを見せつけてくれた。

ムラは気にするな

今回3年ぶりにウッドデッキ塗装をやってみたけど、労力がかかるだけで難しいとかそういうことは全く感じなかった。もちろん、職人さんの腕でやってもらえば仕上がりの差は歴然だと思うけど、自分の時間と費用を天秤にかけたとき、まだまだ自分でやったほうが費用対効果は高いと思う。

で、やる上で一番重要なのは、ムラを気にしないこと。
素人がやると当然だけど、ムラがないなんてことはあり得ないことだと思う。
必要なのは時間と体力とやる気。

今回かかった費用

ざっくりだけど今回の費用を紹介しておきたい。
もちろん道具代のみで自身の人件費はタダということになる。

ウッドデッキの大きさ:約3640mm×1300mm
塗料(キシラデコール)
カラレス0.7L ¥2,950
油性塗料1.6L×2 ¥10,680
養生テープ ¥250
サンドペーパー ¥220
コテパケ ¥1,000
刷毛   ¥700
ベンダー ¥200
合計 ¥16,000

職人さんに頼むといくらになるかわからないけど、5万か6万以上は必要だと思うので、自分でやるだけで4万は浮いたと思う。
もちろん、仕上がりにこだわる人は職人さんに頼んだ方がいいけど、自分でできるうちは自分でやっていきたい。

定期的なメンテナンスが長持ちの秘訣

最後に車でも家でも電子機器でもすべてのモノは定期的なメンテナンスが欠かせない。
これをやるか疎かにするだけで、モノの持ちは全然違ってくる。

ウッドデッキに関しては使用している木材によってメンテナンスの頻度も違ってくるので、作った時に材質を確認しておいたほうがいい。
何においてもほったらかしすぎると知らず知らずのうちにひびが入っていたりもするし、ほどほどに愛を持って面倒をみていきたい。