【レビュー】おたふく手袋のボクサーパンツはコスパ最強?ランニングでの使用感を正直レビュー

おたふく手袋 ボクサーパンツ

ランニング中の股擦れやムレが気になる。
そんな悩みを防ぐために重要なのが、実はインナーパンツ(ボクサーパンツ)だ。

自分はこれまでノースフェイスやCW-Xといった有名ブランドのランニング用インナーを試してきたが、正直どれも価格が高め。
機能面では優れているものの、コスパには疑問が残るものもあった。

そこで今回試してみたのが、おたふく手袋の「オールシーズンインナー ボクサーパンツ」。
実勢価格は1,000円前後と手頃なのに、走ってみると快適さも十分。
特に汗ばむ季節でも不快感が少なく、通年使えるインナーとして重宝しそうだ。

コスパ重視のランナーや、初めて専用インナーを導入したい人にはかなりおすすめできる一枚だ。

おたふく手袋とは?

正直、ランニングをしていると「おたふく手袋」という名前に馴染みのない人も多いかもしれない。
自分も今回の商品を手に取るまでは、まったく知らなかった。

おたふく手袋株式会社は、大正15年創業の老舗メーカーで、
作業用の手袋やインナーシャツ、タイツ、安全靴などを中心に、現場作業向けのウェアを手がけている。

イメージとしては、”ワークマン系”の機能性重視ブランドに近い存在だ。

そんなおたふく手袋が展開しているのが、**BODY TOUGHNESS(ボディタフネス)**という自社ブランド。
機能性インナーを中心に展開していて、今回紹介するボクサーパンツもそのひとつだ。

おたふく手袋のボクサーパンツとは?

おたふく手袋 ボクサーパンツ_パッケージ

今回紹介する「おたふく手袋 オールシーズンインナー ボクサーパンツ」は、同社のBODY TOUGHNESSシリーズのひとつ。
価格は1,000円前後と非常にリーズナブルながら、ランニング用インナーパンツとして十分な機能を備えている。

以下に主な特徴をまとめておく。

主な特徴

  • 吸汗速乾性◎
    汗をかいてもすぐ乾き、ベタつかず快適な着心地
  • ストレッチ性あり
    体の動きにしっかりフィットして、走っていても突っ張る感じがない
  • 軽量&薄手
    生地は薄めで軽く、ラン中も気にならない
  • シンプルな見た目
    カラーはブラック一色で、ロゴも控えめ。普段使いにもなじむデザイン

デザイン

いわゆる一般的なボクサーパンツといったデザインで、丈は長すぎず短すぎずちょうど良い。
また、前開きタイプではない。

さらに、通気性に優れているため生地にはやや透け感がある。
ただし大事な部分は2層構造になっているので安心だ。

サイズ感

サイズはS〜3Lまでの5展開。
公式で身長と胴囲の目安が示されているので、この通りに選べば問題ない。

加えて、伸縮性も抜群。
自分の場合は身長168cm・体重61〜62kgでMサイズを購入したが、サイズ感はちょうど良かった。

実際に履いてみた感想

おたふく手袋 ボクサーパンツ_使ってみた

ここからは、実際にランニングで履いて感じたことを正直にまとめておく。

良かった点

  • 通気性が良くて蒸れにくい
    想像どおり通気性はかなり良く、夏場のランで大量に汗をかいても不快感はなかった。
  • フィット感が自然で走っていて違和感なし
    丈の短いパンツだと股擦れが起きやすいが、このパンツは長さも適度でフィット感もちょうどよく快適だった。
  • 気に入ったら2〜3枚揃えたくなる価格帯
    1,000円という価格は、ランニング用インナーとしてはかなり手頃。
    気に入ったら2〜3枚そろえてローテで回せるし、洗濯のサイクルにも困らない。
    ドラム式洗濯機で乾燥までしても問題なかった。
  • 普段使いにも気兼ねなく履ける
    日常用としても違和感なく使えるデザインと履き心地。
    ランニングと兼用できると考えれば、むしろコスパはかなり高い。

気になった点

  • 高級モデルに比べるとやや質感は落ちる
    ノースフェイスなどの高価格帯インナーと比べると、触り心地や見た目の質感はやや劣る印象。
  • カラー展開が少なく、選ぶ楽しみがない
    ブラック一色なので、色で選びたい人には少し物足りないかもしれない。

他ブランドとの比較

ノースフェイス エンデュランスボクサーパンツ

おたふく手袋 ボクサーパンツ_エンデュランス比較

生地の質感や高級感では、ノースフェイスが圧倒的に上。
肌触りも滑らかで、履いた瞬間に違いを感じるレベル。

ただし価格は6,000円台〜とかなり高め。
コスパを重視するなら、おたふく手袋に軍配が上がる。

ユニクロ エアリズムボクサーブリーフ

おたふく手袋 ボクサーパンツ_エアリズム比較

普段使いにはエアリズムが最強クラス。
サラッとした履き心地と価格のバランスがよく、日常用にはこれで十分。

一方、ランニングで使うと速乾性にやや不安あり。
汗を大量にかく場面では、おたふく手袋の方が快適だった。

比較まとめ

質感で選ぶならノースフェイス、日常使いならユニクロ、そしてランニングでコスパを取るならおたふく手袋。
それぞれ役割が違うけれど、ランナーが練習用に揃えるなら間違いなくおたふくが一番使いやすい。

ブランド・商品名価格帯質感機能性(吸汗速乾・フィット感)おすすめ度
おたふく手袋 ボクサーパンツ約1,000円★★☆☆☆ (やや劣る)★★★★☆ (ラン用に十分)コスパ最強・練習用に◎
ノースフェイス エンデュランスボクサーパンツ約3,000〜4,000円★★★★★ (高級感あり)★★★★☆ (機能性も高い)価格に余裕があれば◎
ユニクロ エアリズム ボクサーブリーフ約1,000円★★★☆☆ (普段使いに最適)★★☆☆☆ (ランではやや弱い)普段使いなら最強

どんな人におすすめか

  • 初心者ランナー
    これからランニングを始めたいけど、まだあまりお金をかけたくない人。
    まずはコスパの良いアイテムから試したいという場合にぴったり。
  • コスパ重視派
    ブランドや見た目よりも、機能性と手軽さを重視したい人。
    1,000円前後ならまとめ買いもしやすく、洗い替え用としても最適。
  • 普段使いしたい人
    ラン用と普段用をいちいち分けるのが面倒な人におすすめ。
    日常使いでも快適に履けるので、着替えの手間が減ってストレスも少ない。
    ちなみに自分も「明日の朝ランに備えて、夜のうちからこのパンツを履いておく」ことがあるくらい、普段使いにも重宝している。

おたふく手袋ボクサーパンツは「買い」

おたふく手袋のボクサーパンツは、価格1,000円前後と手頃ながら、ランニング用インナーパンツとして必要な機能はしっかり揃っている。
通気性もフィット感も良好で、普段使いにも対応できる万能さが魅力だ。

もちろん、質感ではノースフェイスには敵わないし、快適性だけを求めるならユニクロのほうが上かもしれない。
でも、ランニング用途でコスパを重視するなら、おたふく手袋は間違いなくおすすめできる一枚だと思う。

普段のジョグや練習用に数枚そろえておけば、気兼ねなく使えるし、ランニング生活をより快適にしてくれるはず。

最後までお付き合いいただき感謝。これからも気が向いたらのぞいてくれると嬉しい。