ようやく鬱陶しいくらい夏が終わろうとして、秋冬がやってくる。で、また自分は文句を言うだろう。「寒いの苦手」と。
そんな自分を助けてくれるのが「オレノ アームスリーブ」。まずメリノウール素材で作られていて、温かいのに蒸れにくく、肌触りも快適だ。さらに防寒はもちろん、汗の臭いまで抑えてくれるから、秋冬ランには欠かせない存在になっている。
マラソン大会本番から日々のジョグまで活躍する、頼りになるアイテムの一つだ。

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オレノ アームスリーブを買ったきっかけ

マラソン大会で使用を想定
マラソン大会といえばランシャツや半袖シャツで走るイメージが強いけど、実際には長袖シャツやアームスリーブを着けている人が多い。特にサブ4やサブリノ(3時間45分切り)あたりのレベル帯だと、走っていても体がすぐには温まらず、冬場は最後まで寒さを感じることもある。そこで体温調整がしやすそうなメリノウールのアームスリーブに目をつけて購入した。
秋から冬にかけて本領発揮
アームスリーブが本領発揮するのは10月以降。まず早朝の肌寒さや冷たい風を防いでくれて、走り出しの冷えを和らげてくれる。さらに気温が上がっても蒸れにくく、暑くなったら手首側に捲くって調整もできる。だからこそ、まさに秋冬ランにちょうどいいアイテムだと感じている。
自分はアームスリーブに加えて冬用タイツも使っていて、上下でしっかり防寒することでより快適に走れている。
オレノ アームスリーブの特徴

メリノウール素材を使用
最大の特徴は、ランニング用アームスリーブとしては珍しくメリノ素材を採用していること。登山やアウトドアでは定番の天然素材で、温度調整・抗菌防臭・肌触りの良さが魅力だ。さらにサステナブルな素材としても注目されており、環境への負荷が少ない点も時代の流れからしても評価が高い。
素材感・フィット感・デザインの印象

メリノウールは非常に細かい繊維なので、触った感触はやわらかくてチクチクしない。しかも化繊スリーブのような強い締め付けはなく、自然に腕に馴染むフィット感だ。そのためコンプレッション系が苦手な人でも抵抗なく使えると思う。さらにデザインはシンプルでロゴも控えめだから、普段着ランやマラソン大会でも違和感なく使える。
※メリノウールとは…メリノ種の羊から得られる細く柔らかい高品質な天然繊維で、保温性・吸湿性や肌触りのよさが特徴。
実際に走って使ってみたレビュー

ジョグやロング走で感じた快適さ
ジョグや20km前後のロング走で使ってみたが、肌にまとわりつく感じがなく自然。汗をかいてもベタつかず、走り終わってもサラッと快適だった。特に汗冷えがないのは大きなメリットだ。
マラソン大会でも活躍

実際に3月の「びわ湖マラソン」で着用した。まずスタート時の気温は5度ほどで、走り出しの防寒性は十分だった。さらに20km地点でも暑さを感じず快適に走れた。一方で35kmを超えるとさすがに暑くなったが、手首に捲けば涼しくなり、外してもコンパクトなのでポケットに収められた。その結果フルマラソンでも安心して使えると実感した。

あと、ちょっと汚い話だけど、汗や鼻水が出たときにサッと拭けるのも地味に便利。どうせ洗うから気にしない。
フィット感が良かった

コンプレッション系にありがちな強い締め付けはなく、自然に伸縮して腕にちょうどフィットする。長時間のランでもストレスが少なく、快適に使える。さらに、滑り止めも付いているので、ズレてくる心配もない。
ウォッチとの相性

ランニングウォッチを使うときは、袖を少しずらして確認する必要がある。そこまで大きな不便はないが、頻繁に時計をチェックする人は気になるかもしれない。
秋冬ランにちょうどいい温度感
特に朝ランで効果を感じる。走り出しの冷えを和らげてくれて、体温が上がっても蒸れにくい。秋から冬にかけてのシーズンでバランス良く使えるアイテムだ。
メリノウールの強みと弱み
強み
- 温度調整:夏は蒸れにくく、冬はしっかり保温。走り出しの寒さを和らげつつ、体温が上がってもベタつかない。
- 抗菌防臭:汗をかいても臭いが残りにくい。自分も連日使ったけど、翌日ほとんど臭わなかった。
- 肌触り:チクチクせず柔らかい。敏感肌でも安心して使えそう。締め付け感がないのも長時間ランで助かる。
弱み
- 乾燥機NG:陰干し必須。でも丁寧に扱えば長く使える。
- 耐久性に注意:毛玉や引っ掛けに弱い。ガサツに扱うとすぐダメになる。
- 価格:3,000円ほど。化繊よりは高いけど、性能を考えたら十分アリ。
どんな人におすすめできるか
日焼けや汗の臭いが気になる人
夏場の日焼け対策だけやなく、ロング走で汗をかいたあとも臭いが気になりにくい。練習後にそのまま買い物に寄ったり、家に帰って家族と接するときでも不快感が少ない。汗臭さで周りに気を使いたくない人におすすめ。
化繊のチクチク感や強い締め付けが苦手な人
コンプレッション系のギュッとした締め付けが苦手なランナーでもストレス少なく使える。肌触りが柔らかいから、敏感肌の人にもおすすめ。
秋〜冬メインで快適さを重視したい人
走り出しの冷えを和らげたい朝ランナーや、気温差の大きい季節にワンアイテムで調整したい人向け。暖かさと蒸れにくさのバランスが良く、秋・冬・春の3シーズン使える。
大会での着脱管理を楽にしたいランナー

スタート直後の寒さ対策に着ておいて、暑くなったら手首側に捲くる、あるいは外してポケットにしまう、といった調整がしやすい。ウインドブレーカーのように途中で脱いで腰に巻く必要もなく、荷物にならないから大会でも安心して使える。
素材やサステナビリティを気にする人
天然素材・メリノウールの利点(再生可能・生分解の可能性など)を評価する人。素材にこだわりたいという人にはおすすめ。
まとめ
春に買ったときは出番がなかったけど、秋から冬にかけては一気に存在感を発揮してくれる。走り出しの寒さを和らげつつ、体温が上がっても蒸れにくい。そのうえ臭いも残りにくいから、ロング走でもフルマラソンでも安心して使える。寒さに弱いランナーには一着持っておいて損はない。
乾燥機が使えないとか、毛玉に弱いといった弱点はあるけど、そこを差し引いてもメリノウールの快適さは一度味わうと戻れない。
ランニングにメリノ素材を取り入れる最初の一枚として、「オレノ アームスリーブ」はちょうどいい選択肢。秋冬ランの頼れる相棒として、持っておいて損はないはずだ。