【水郷の里マラソン】初めての10kmマラソン大会

ようやく夏らしい暑さが和らぎ、いよいよマラソンシーズンが始まった。2023年のびわ湖マラソン以来、約1年半ぶりに大会に出場してきた。今回は、人生初となる10kmマラソンへの挑戦。スピードに不安を抱えつつも、全力で挑んだ様子を振り返る。

水郷の里マラソンとは

初10kmマラソン_水郷の里マラソン

滋賀県近江八幡市で開催される、滋賀県内の自然環境を生かしたローカル大会。田園風景や湖岸沿いを走るコースで、八幡堀も近く、ランと観光が同時に楽しめる。

種目一覧

  • 2km(小学生または小学生の親子のみ)
  • 3km
  • 5km
  • 10km

大会の目的は「健康づくり・仲間づくり・高齢者と三世代の交流」。そのため最長が10kmと設定されていて、初心者から上級者まで参加しやすい構成になっている。

自分はもちろん10kmにエントリー。3kmや5kmはスピード的にきついため、10km一択だった。

当日の流れ

スケジュール

7:00起床
7:30朝食(食パン2枚+レッドブル)
9:15会場到着
9:50スタート整列
10:00レーススタート
11:15レース後に参加賞交換

ナンバーカードや計測タグは事前郵送。受付が不要なのはスタート前にゆっくりできて嬉しいポイント。参加賞の引き換えは任意のタイミングでOK。

参加人数は400人弱で、混雑感はなく非常にスムーズ。待つのが苦手な人にはローカル大会は特におすすめ。

会場環境について

駐車場が広くて便利

会場は市街地から離れた近江八幡運動公園。運動場が駐車場として開放されており、スタート45分前でも余裕で駐車できた。

公共交通を使う場合は、JR近江八幡駅から近江バス、または市役所からの無料シャトルバスがある。ただし始発が早いため、車よりも時間に余裕を持つ必要がある。

体育館で着替えが可能

会場では更衣室が用意され、体育館で着替えが可能。ただし、貴重品の預かりはないため、各自で管理するか知人に預ける必要がある。車で来場した人は、車内で着替える人もちらほら見かけた。

特産品等のブースもそれなりに

出店は少ないと思いきや、シューズ体験や特産品販売、屋台など意外と充実。子供向けのりんご飴や唐揚げ、レース後に食べたいうどんや豚汁まで用意されていた。地域の雰囲気を感じられる、和やかな空気感も好印象だった。

レースレポート

初10kmマラソン_スタート

スタート前の整列

開会式は9時から始まり、小学生や中学生の部門から続々とスタート。自分が会場に到着した時は、ちょうど小学生の2km部門がスタートしていた。

10km部門は9時50分に整列開始。
参加者は400人弱ということで、整列に関して特に制限なく自由に整列するという形。当然ながら上級ランナーは前方、自分は真ん中ぐらいに整列することに。

目標タイムは47分台とし、1kmあたり4分48秒以下のペースで挑むことに。周囲を見渡すと、ランナーの年齢層も幅広く、和やかなムード。

10kmはスピード感が別世界

スタート直後のペースはなんと4分10秒/km。周囲のスピードに引っ張られて、自分でも驚く速さ。慌てて4分40秒/kmに修正したが、それでもペースを落とし切れず、そのまま押していくことに。

中盤からは呼吸も荒くなり、いつもならジョグで余裕を持てる距離がかなりしんどく感じた。ただ、沿道の応援や他のランナーに引っ張られ、気持ちが切れることなく最後まで粘れた。

給水地点は3箇所

2km付近、4〜5km付近、7〜8km付近の計3箇所に給水地点が設置されている。種類は水とポカリスエット。
10kmマラソンだと給水はいらないという人もいるけど、暑さと予想を上回るペースで喉も乾いていたので、非常にありがたかった。ただ、このスピード感で給水をした経験がまったくなかったので、器官に入ってむせないように、少量に抑えた。マラソン大会での給水は本当に難しい。この点は今後の課題。

距離表示は中間地点のみ

中規模以上の大会だと、1km毎に表示を設置してくれているけど、今大会は中間地点のみ表示されていた。
ペース配分を意識するには、スマートウォッチ(ガーミン)やアプリが非常に重要、というか必須。オーバーペース気味だったので、いつも以上に時計を注視した。

ゴールタイムは自己ベスト

オーバーペースとは思ったもののこれがマラソン大会の魔力なのか、普段は一人で走ることが多く周りに人がいるということで、不思議とペースは維持できた。

結果は44分32秒(ガーミン計測では150m足りず)。計測上は距離不足の可能性もあるが、感覚的にもこれまでで最も走れていたので、自己ベストとして記録しておきたい。
走り終えた後に、話したおじさんが「ここ距離足りひんねん」って言ってたのが印象的だった。

コース特徴

※大会HPより引用

コースはほぼフラット。ガーミン計測で標高差は8m程度。唯一、1箇所だけ数メートルの急坂あり。 舗装も良く、自己ベストを狙うにはうってつけのコースだった。特に向かい風や日差しの影響も少なく、テンポよく走りやすい環境だった。

感想と次への課題

初10kmマラソン_水郷の里マラソン参加賞

ゴール後はボディメンテもらって、一息ついてもらい忘れていた参加賞をもらいにいきました。各部門3位までは入賞してくれるそうですが、当然対象者ではないので、そのまま帰りにつきます。
ちなみに参加賞は、大会タオルとパンフレットにレース中の写真販売の案内でした。エントリー費が3,000円とかなりお手頃なので、色々もらえるだけでもありがたいですね。

初の10kmだったが、想定以上のペースで走り切れたことに満足。4ヶ月後のフルマラソンに向けて、1ヶ月前に10kmレースを入れるのは有効だと感じた。

疲労感は少なかったが、翌日は太ももに筋肉痛が残った。普段のジョグで使えていない筋肉の確認にもなったので、今後はフォームや接地の課題を見直すきっかけにもなりそう。

さらに10kmレースの経験は、スピードの底上げや心肺強化にもつながる。タイムを追う楽しさを久しぶりに味わえて、モチベーションも上がった。秋の大会に向けて、この勢いのまま走り込みを続けたい。

今回使用したアイテム

最後に今回使用したアイテムをシューズを中心紹介。

お気に入りのマルチポケットパンツに、寒さ対策としてアームカバー、日差しよけにキャップにサングラスと完全装備。
ジェルは持っていっただけで使わずに終わった。というか、正直飲む余裕がなかった。

シューズはアシックス/マジックスピード4

初10kmマラソン_シューズ

今回の10kmでは唯一持っているカーボンシューズを使用。ズームフライ3、マジックスピード2も試したが、自分にはマジックスピード4が一番しっくりきている。

特にマジックスピード2よりもカーボンの硬さがマイルドで、足裏のダメージも少ない。反発と推進力が自然に出せて、ピッチを刻みやすい点も好印象。

現時点ではレーシング用の第一候補。フルマラソンでの使用にはまだ不安が残るため、30km走などで検証予定。ハーフなら問題なく使えそう。