冬ランは、ランナーが一年でいちばん好きな季節。
話は少し変わるけれど、ここ最近は気候の変化がさらに極端になってきたと感じる。一ヶ月前は半袖過ごしていたはずなのに今はアウターを着ている。
マジで秋がなくなってるわ。
そして、いよいよランナーにとって最高の冬シーズンが到来した。
とはいえ、朝と夜はとにかく寒い。もう走りたくないってくらい寒い。
そこで今回は、自分の気になっているモノも交えつつ、冬のランニングにおすすめアイテムを紹介していきたい。
冬でも走りたい人、寒さが苦手で走る気が起きない人の参考になれば嬉しい。

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ランナーが冬が好きな理由と、アイテムが欠かせない理由

全員ではないけど、ランナーにとって冬は、いちばん走りやすい季節だと思っている。
まずは、何より暑くないし、心拍も上がりすぎないし、安定したペースで走れる。
そのおかげで、夏と比べると走れる距離が伸びやすく、トレーニングの成果も実感しやすい。
ただし、冬のランニングにはメリットと同じくらい「壁」もある。
とにかく寒い。走り出す前がいちばんつらい。
さらには、服装を間違えると、汗冷えで一気に体温を奪われてしまう。
冬は気持ちよく走れる反面、対策が足りないと快適さが一瞬で失われる季節。
だからこそ「冬ラン用のアイテム」は、ただの便利グッズではなくて、走るための準備としてめちゃくちゃ重要だと感じている。
せっかく最高の季節なのに、寒さのせいで走るのをためらうのはもったいない。
そのためにも、自分の体を適温にキープしてくれるアイテムが欠かせない。
ベースレイヤー(インナー):冬ランの快適さを左右する「心臓部」
冬のランニングでいちばん差が出るのがインナー。
着る前はそこまで気にしてなかったけど、一度使うともう手放せなくなる。
外側のウェアよりも、実はこの肌に一番近いレイヤーが快適さをほぼ決めてしまう。
汗をかいたあとの処理がうまくいかないと、
・一気に寒さが襲ってくる
・体温が下がって走れなくなる
・シャツがベタッと貼りついて不快
このあたりが全部変わってくる。
おすすめは「ミレー ドライナミック メッシュ」

冬ランでまず間違いないのは、ミレーの「ドライナミック メッシュ」。
理由はシンプルで、汗を・溜めない・抱えない・こもらせないの三拍子が圧倒的に優秀。
- 汗を吸わず、肌から離して外に逃がす構造
- メッシュの通気性でムレが一気に減る
- 汗冷えしにくいから冬でも体温が保ちやすい
- 乳首の擦れ問題もほぼ解消される
冬だけじゃなく夏でも使えるので、オールシーズン役立つのが大きな強み。
自分も使っていて、結局ずっと着るようになった定番の一枚。
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ノースフェイスの「100ドライWRタンク」も良い選択肢

一方で、肌触りや自然なフィット感を重視するなら、ノースフェイスの100ドライWRタンクも十分アリ。
通気性・速乾性はミレーにやや劣るものの、
- 肌触りの良さ
- ズリ上がりにくさ
- シルエットのきれいさ
このあたりはノースのほうが扱いやすい印象。
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ざっくり比較するとこんな感じ
✔ ミレー → 汗処理特化・攻めのインナー
✔ ノース → 快適性寄り・扱いやすい万能インナー
どっちも優秀だけど、冬ラン初心者ならまずミレーを押したいところ。
長袖トップス:極寒じゃなければアウターいらず

THE NORTH FACE ロングスリーブハイブリッドGTDメランジクルー
冬ランで一枚あると本当に便利なのが、薄手で動きやすくて、汗抜けもいい長袖トップス。
自分が使っているノースフェイスの「ロングスリーブハイブリッドGTDメランジクルー」は、その中でもかなり使い勝手が良い。
最大の特徴は前身頃だけナイロンで防風
このモデルのいちばんのポイントは、前身頃がナイロン仕様になっていること。
・正面からの冷たい風をしっかりブロック
・胸まわりの冷えを防げる
・走りはじめの寒さ対策がちょうどいい
一方で、背面と袖は通気性の高い素材になっているので、熱がこもりにくく、汗抜けもスムーズ。
「防風しすぎて暑い」「汗で冷える」みたいな極端さがなく、冬ランにちょうどいいバランスで設計されている。
動きやすさと軽さが優秀
生地はそこまで厚くなく、肩や腕まわりも動かしやすい。
ジョグでもペース走でもストレスなく使える軽さで、動きに引っかかりが出ない。
肌触りもサラッとしていて、汗をかいてもベタつきが少ない。冬ランにありがちな「汗冷え」が起こりにくいのが嬉しい。
デザインは控えめで合わせやすい
ロゴの主張が強すぎず、シンプルで着回しやすいデザイン。
ショーツ・タイツどちらにも合わせやすく、街ランにも普通に馴染む。
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手袋:冬ランは“メリノウール製”がいちばん快適
冬のランニングでまず冷えるのが手先。
ここが冷えると、地味にストレスで走りに集中できなくなる。
そこで冬ランでまず揃えたいのが メリノウール製の手袋。
自分はまだメリノウールの手袋は持っていないけれど、アームスリーブでその良さを実感しているので、次に買うならメリノウール手袋がほしい。
メリノウールが優秀な理由
- 保温性が高いのに、蒸れにくい
- 汗を吸っても冷えにくい
- 臭くなりにくい
- 肌触りがやさしく、チクチクしにくい
冬ランでありがちな
「汗をかいて冷えて手が痛くなる」
という問題をメリノは一気に解消してくれる。
選ぶなら“薄手のメリノ”が最適
厚手すぎるとランニングでは暑くなるので、メリノウールの 薄手〜中厚手 を選ぶのが扱いやすい。
最近はスマホ対応のメリノ手袋も多いから、操作も問題なし。
手袋は冬ランの“メンタル安定アイテム”
手が冷えるだけで走るのが嫌になることもあるけど、メリノ手袋があると本当に快適になる。
走りはじめの冷たさがなくなるだけで、冬ランのストレスが一気に消える。
アールエル(RxL)メリノウールグローブ ライト
冬ラン用の手袋で今いちばん気になっているのが、アールエル(RxL)のメリノウールグローブ ライト。
ほしい理由
- メリノウールの保温性と蒸れにくさがちょうどいい
- 薄手でランニング向き(厚手は暑くなる)
- 指先部分がタッチパネル対応
- 軽くてコンパクトなので持ち運びも楽
- アールエルはランナー向け靴下で信頼度が高いブランド
特に「ライト」モデルはメリノの弱点である“暑すぎ問題”が出にくく、冬のジョグ〜ロングまで幅広く使えるのが魅力。
メリノのしっとりした肌触りは、そのまま手袋でも味わえるはず。
今年の冬はこれを買う予定。
ネックゲイター(ネックウォーマー):首元の寒さ対策はこれで十分
冬ランをしていると、首元の冷えは地味にストレスになる。
この一枚があるだけで体温の保ちやすさが全然違う。
だけど、ネックゲイターは正直こだわりすぎなくていい。
薄手のポリエステル系でも十分に暖かく、走りはじめの寒さ対策としては効果が大きい。
- ・首元の冷えを防げる
- ・風の侵入を減らせる
- ・走りはじめのストレスが一気に減る
この3つがクリアできていればOK。
あとは、軽くて呼吸の邪魔にならないものを選べば問題なし。
ボトムス(ランタイツ/ロングパンツ):冬の冷え対策は脚からが基本
冬になると、どうしても下半身が冷えやすくなる。
脚が冷えると筋肉がこわばってしまい、走りはじめの動きが重く感じることが多い。
とくに冷えやすいのは
- ・太もも
- ・お尻まわり
- ・膝まわり
このあたり。
ここが冷えると、うまく力が入らなかったり、ストライドが伸びにくかったり、とにかくスムーズに走れない。
ケガのリスクも上がるから、冬は上半身だけじゃなく、下半身の保温もけっこう大事になる。
だから冬ランでは、タイツやロングパンツで冷やさない工夫をしておくだけで、走り出しからかなりラクになる。
ランタイツ:CW-X「エキスパートモデル3.0」で筋肉が温まりやすい

自分が使っているのは CW-X エキスパートモデル3.0。
CW-Xの中では比較的手に入りやすい価格帯で、ロングタイツを試してみたいというときにおすすめ。
メリットはこんな感じ
- ・太もも・腰・膝まわりをしっかりサポート
- ・筋肉が温まりやすく、動きがスムーズ
- ・冬でも脚が冷えにくい
- ・長距離になるほど疲労感の軽減を実感しやすい
冬のランニングでは、ショートパンツと合わせて使うことが多い。
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ロングパンツ:ノースフェイス「バーブライトランニングパンツ」が万能

ロングパンツは ノースフェイス「Verb Light Running Pant(バーブライトランニングパンツ)」 を使っていて、これがめちゃくちゃ優秀。
特徴はこんな感じ
- マルチポケットが優秀
- 普段着っぽい見た目で私服でも使えなくはない
- ストレッチ性が高く、動きやすい
冬専用というより夏以外のシーズン使えるライトパンツで、通勤ランなんかにも使えそう。
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アームスリーブ:体温調整がしやすく、冬ランとの相性がいい
気温差の大きい冬は、暑くなったら腕まくりのようにスリーブを下げて調整できるし、寒い日は必要な分だけ追加で装備することもできる。
アウターほどの存在感はないけど、使ってみると「ちょうどいい暖かさ」を作ってくれるアイテム。
自分が使っているのは「オレノ(Oreno) アームスリーブ」

オレノのアームスリーブは、薄手で軽くて伸縮性が高い。
ランニング中もズレにくく、着けていてストレスがないのが気に入っているポイント。
良かった点はこんな感じ
- 伸縮性が高く腕に自然にフィット
- 余計な締めつけがなく、長時間のランにも使いやすい
- 薄手だけど想像以上に暖かい
- 暑くなったら簡単に下ろして体温調整できる
冬の序盤〜中盤くらいの気温なら、アウターを着ない日でもアームスリーブを足すだけで十分走れる。
冬ランでアームスリーブが役立つ理由

冬の朝はとにかく腕が冷えやすい。
走りはじめは身体もなかなか温まらず、特に腕まわりの冷たさが気になる。
ただ、走っていると徐々に体温が上がってくるので、今度は腕まわりが暑く感じる場面も出てくる。
こうした「寒い → 温まる → ちょっと暑い」という温度の変化が大きいのが冬ランの特徴。
アームスリーブなら、この温度差にあわせて腕だけで簡単に調整できる。
寒いときは上げて保温、暑くなれば下ろして放熱。
この“微調整のしやすさ”が冬ランとの相性をよくしてくれる。
強度が上がって汗をかきはじめても、腕まわりだけで温度管理できるので汗冷えのリスクも減らせる。
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キャップ(ランニング帽):冬でも意外と役立つ体温調整アイテム

キャップは夏の直射日光対策のイメージが強いけど、冬ランでも意外に使えるアイテム。
理由はシンプルで、頭が冷えると体温を奪われやすいから。
走りはじめの冷気が額に当たると、体が温まる前に無駄なエネルギーを使ってしまう。帽子があるだけで、顔まわりの冷たさがかなり軽減される。
さらに、汗をかいたときの冷え対策にもキャップは便利。
汗が額から下に流れるのを防げるので、目元の冷えや不快感も減らせる。
自分は「ノースフェイス アクティブライトキャップ」を使用

軽くてフィット感がよく、通気性もバランスがいい。
冬でもヘタに蒸れず、汗が気になりにくいのが気に入っているポイント。
- 軽くて走りやすい
- 通気性が良いので冬でも蒸れにくい
- 額の汗が流れにくい
- どの季節でも使いやすい万能タイプ
冬専用アイテムではないけど、寒い朝のスタートが少し楽になる地味にありがたいアイテム。
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まとめ:冬ランはアイテム次第で快適さが大きく変わる
冬はランナーにとっていちばん走りやすい季節。
ただ、その快適さはアイテムをどれだけ揃えているかで大きく変わる。
今回紹介したものはどれも派手さはないけど、実際に使ってみると走りやすさに直結するものばかり。
- インナーで汗冷えを防ぐ
- ロングスリーブで体温をキープする
- 手袋で指先の冷たさを抑える
- ネックゲイターで首元を守る
- タイツやロングパンツで脚をしっかり温める
- アームスリーブで細かく温度調整する
- キャップで頭や額の冷たさを抑える
こういった冬用アイテムを準備しておくだけで、寒い日のスタートが驚くほどラクになる。
そして、冬こそ走り込みやすい季節だから、装備を整えて気持ちよく走ってほしい。
最後までお付き合いいただき感謝。これからも気が向いたらのぞいてくれると嬉しい。









