初参加!水郷のさとマラソン10kmを走ってみた感想

水郷のさとマラソン2024の10kmに初めて参加してきた。
普段はフルやハーフを走ることが多いけど、今回は練習を兼ねて10kmに挑戦。

コースの走りやすさ、運営の雰囲気、タイムを狙いやすいかどうかなど、実際に走って感じたことをまとめていく。
これからエントリーを考えている人の参考になれば嬉しい。

水郷の里マラソンとは

初10kmマラソン_水郷の里マラソン

滋賀県近江八幡市で開催される、自然豊かなローカル大会。田園風景や湖岸沿いを走るコースで、八幡堀も近く、走りながら観光気分も味わえるのが特徴だ。
フルやハーフはなく、メインは10kmとファンラン。規模は大きくないが、その分アットホームな雰囲気で初めての大会にも参加しやすい。

種目一覧

  • 2km(小学生または小学生の親子のみ)
  • 3km
  • 5km
  • 10km

大会の目的は「健康づくり・仲間づくり・高齢者と三世代の交流」。そのため最長が10kmで、フルやハーフはなく、誰でも参加しやすい構成になっている。初心者の大会デビューにもぴったりだと思う。

自分はもちろん10kmにエントリー。距離的に一番走りごたえがあって、練習レースとしても使えるのは10km一択だった。

当日の流れ

スケジュール

7:00起床
7:30朝食(食パン2枚+レッドブル)
9:15会場到着
9:50スタート整列
10:00レーススタート
11:15レース後に参加賞交換

ナンバーカードや計測タグは事前郵送。受付が不要なのはスタート前に余裕が持てて嬉しいポイントだった。参加賞の引き換えは任意のタイミングでOK。

参加人数は400人弱と小規模で、混雑感はほとんどなし。トイレやスタート整列もスムーズで、待つのが苦手な人にはローカル大会ならではのメリットに感じた。

会場環境について

駐車場が広くて便利

会場は市街地から離れた近江八幡運動公園。運動場が駐車場として開放されており、スタート45分前でも余裕で駐車できた。車で来場するランナーにはありがたい環境。

公共交通を使う場合は、JR近江八幡駅から近江バス、または市役所からの無料シャトルバスがある。ただし始発が早いので、電車利用の人は時間に余裕を持つ必要がある。

体育館で着替えが可能

体育館の更衣室が利用できるが、貴重品の預かりはなし。各自で管理するか、車来場なら車内で着替えるのが安心。

特産品等のブースもそれなりに

出店は少ないと思いきや、シューズ体験や特産品販売、屋台など意外と充実。子ども向けのお菓子や、レース後に嬉しいうどん・豚汁もあって、地域の雰囲気を感じられる和やかな空気感だった。走ったあとに体を温められるのも嬉しいポイント。

レースレポート

初10kmマラソン_スタート

スタート前の整列

開会式は9時から始まり、小学生や中学生の部門からスタートしていた。自分が会場に着いたときは、ちょうど小学生の2km部門が走り出すところ。

10km部門は9時50分に整列開始。参加者は400人弱と少なめで、整列も自由。上級者は前方、自分は真ん中あたりに並んだ。目標タイムは47分台(1km=4:48ペース)。周囲は年齢層も幅広く、全体的に和やかな雰囲気だった。

レース序盤のスピード感

スタート直後のペースは4:10/km。周囲に引っ張られて想定より速くなり、慌てて4:40/kmに修正。とはいえ落ち着けず、そのままハイペース気味で押していくことに。中盤からは呼吸も荒れ、普段なら余裕のある距離でもかなりしんどかった。ただ沿道の応援や周囲のランナーのおかげで、気持ちは切れずに粘れた。

給水について

給水所は2km・4〜5km・7〜8kmの計3箇所。種類は水とポカリ。10kmで給水は不要という声もあるが、この日は暑くてペースも速かったので助かった。ただ、スピード維持しながらの給水は難しく、むせないように少量にとどめた。今後の課題だと思う。

距離表示の少なさ

1kmごとの表示はなく、中間地点のみ。ペース管理にはGarminが必須だった。オーバーペース気味だったこともあり、いつも以上に時計を注視。

ゴールタイムと結果

最終的にゴールは44分32秒。Garminでは150m不足だったが、体感的にもこれまでで一番走れていたので自己ベストとした。走り終えた後に地元のおじさんから「ここ距離足りひんねん」と聞いて納得。とはいえ大会の雰囲気に引っ張られてPBを出せたのは大きな収穫だった。

コース特徴

※大会HPより引用

コースはほぼフラットで、Garmin計測で標高差はわずか8m程度。唯一、1箇所だけ数メートルの急坂があるが、全体的にはアップダウンの少ない走りやすい設定だ。

舗装状態も良く、自己ベストを狙うにはうってつけ。特に風や日差しの影響も少なく、テンポよく走れる環境だった。10kmの記録を狙いたいランナーにとっては、かなり相性のいいコースだと思う。

感想と次への課題

初10kmマラソン_水郷の里マラソン参加賞

ゴール後はボディメンテのサービスを受け、忘れていた参加賞を受け取りに。賞品は大会タオルとパンフレット(写真販売の案内付き)。エントリー費は3,000円と手頃で、この内容なら十分に満足できる。

初めての10kmレースだったが、想定以上のペースで走り切れたことに大きな収穫を感じた。4か月後のフルマラソンに向けて、1か月前に10kmレースを組み込むのは有効だと実感。

翌日は太ももに筋肉痛が残り、普段のジョグでは使えていない筋肉を確認できたのも良い経験になった。フォームや接地の見直しにつながりそうだ。

10kmレースはスピードの底上げや心肺強化にも直結する。タイムを追う楽しさを久しぶりに味わえたことで、モチベーションもアップ。秋の大会に向け、この勢いで走り込みを続けていきたい。

今回使用したアイテム

最後に今回使用したアイテムをシューズを中心紹介。

寒さ対策にはアームカバー(あんまり必要なかったけど)、日差しよけにはキャップとサングラスを使い、快適に走れるように準備した。ジェルは持っていったが、10kmのスピードレースでは飲む余裕がなかった。

今回のシューズ:アシックス マジックスピード4

初10kmマラソン_シューズ

今回の10kmでは唯一持っているカーボンシューズを選択。ズームフライ3やマジックスピード2も試したが、自分にはマジックスピード4が最もしっくりきている。

特にマジックスピード2よりもカーボンの硬さがマイルドで、足裏のダメージが少なかった。反発と推進力が自然に出て、ピッチも刻みやすい。

現時点ではレーシング用の第一候補。フルマラソンでの使用はまだ検証が必要だが、ハーフまでなら問題なく使えそうだ。

まとめ

初めて水郷のさとマラソン10kmに参加したが、ローカル大会ならではのアットホームさと走りやすいコースで、とても良い経験になった。

  • フラットで自己ベストを狙いやすい
  • 参加人数が少なくストレスなく走れる
  • 参加費が安く、コスパも良い

一方で、距離表示の少なさや距離不足の可能性など、課題もある。ただ全体的には初心者の大会デビューや、練習レースとしては十分おすすめできる大会だと感じた。

10kmはフルやハーフとはまた違う「スピードを追う楽しさ」があり、今後のトレーニングにも活かせると実感。次の大会へのステップとして、また挑戦してみたい。