マラソンシーズンになるとなぜかカーボンシューズほしくなる。そんな人は多いのだろうか。個人的にはもちろんほしくなるし、なんだったら新しいシューズはいつだってほしい。今年は昨年と比べてもランニングシューズを購入しておらず、そろそろ何か欲しいなと思った時にアシックスのマジックスピードが4目に入ってきた。7月に発売されたばかりでまだ値下げもされておらず値段はそこそこするけど、楽天モバイルのキャンペーンで楽天ポイントも入ったので、思い切って購入した。
実はマジックスピード2は以前に購入していてその時もレビューしたんだけど、4はどのように進化を遂げたのかワクワクしながらレビューしていきたい。
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【結論】サブ4ランナーは買わなくても問題ない
最近結論から言うのが流行っているみたいなので、早速結論を言うとマジックスピード4はサブ4を目指す人や初心者ランナーは買わなくても全く問題ない。というのもやはりカーボンシューズは硬いプレートをミッドソールに入れることによって、反発を高め前進する力をより加速させることができるため、自分の走力以上のスピードで走ることができてしまう。つまりは、それだけ足に負担がかかってしまうということ。
4時間それに耐えうる走力や筋力を持っていれば問題ないけど、おそらくサブ4や初心者ランナーにとってそれを維持するのはなかなか難しいと思う。そのレベル感だとハーフマラソンや10km走といった短めの距離に最適な気がする。
マジックスピード4の特徴
マジックスピード4(Magic Speed 4)はアシックスの数あるカーボンプレート入ランニングシューズのエントリーモデルにあたる位置づけ。カーボンプレートはミッドソール部分にカーボンファイバー製のプレートを埋め込み、爆発的な反発を生み出し推進力を高める機能を担っている。
マジックスピード4の概要はこんな感じ。
素材/インナーソール素材 | 合成樹脂(FLYTEFOAM)/固定式 |
ヒール高 | 43.5 mm |
幅 | STANDARD/WIDE |
アッパー素材 | 合成繊維・合成樹脂 |
アウター素材 | ゴム底 |
ミッドソール | FF BLAST PLUS・FF Turbo・カーボンプレート |
ドロップ | 8mm |
カラー | ホワイト、デジタルアクア(水色)、セーフティイエロー(黄色) |
定価 | 18,700円(税込) |
アシックスはどのモデルでも、わりとWIDEタイプを用意してくれているのが嬉しいポイントの一つ。さすが日本一のランニングシューズメーカー。
カラー展開は現在は3色だけど、おそらくそのうち追加されるのではと予想。
定価については、円安やインフレの影響もあり徐々に上がっていき18,700円と20,000円が目前に迫ってきた。前作が16,500円だったことを考えれば2,000円の大幅増だけど、カーボンプレート入シューズの中では比較的手に入れやすい価格帯でその点はアシックスの良心を感じる。
前作から何が進化したのか
前作からの変わった大きな特徴は4つ
MAGICSPEED3 | MAGICSPEED4 | |
---|---|---|
重量※27cm | 220g | 245g |
ソール | 36mm | 43.5mm |
ドロップ | 7mm | 8mm |
ミッドソール(FF Turbo) | ✕ | ◯ |
ソールの厚みが最大36mm→43.5mmと大幅増となり、その影響で重量が25gも重くなっている。
軽さは正義とよく言われるけど、実際に軽ければいいというものでもなくて、重いことによる安定感やクッション性に優れた良い面もあるので、そこはあまり気にする必要はなさそう。
ドロップもソールの厚みの影響か7mm→8mmとなり、より前と進む推進力が増している印象。
素材面での大きなアップデートがミッドソールの構造で、前作と同じくFF BLAST PLUSでカーボンプレートを挟み込んでいる。ここまでは一緒だけどマジックスピード4では、前足部にFF Turboという反発性をさらに追求した素材を採用し、最上位モデルであるメタスピードスカイに近い感覚を得ることができる。
マジックスピード4のディティール
ここからはマジックスピード4の詳細について詳しく見ていく。
フロント
前作よりもドロップが1mm変化して8mmになっていて、推進力が増している印象。8mmくらいだと安定感もそれなりにあるので、バランスが取りにくいとかはなさそう。
バック
後ろからの見た目はソールの型取りが立体的で、近未来的なデザイン。アシックスのシューズもオシャレになったなと、少し上から目線になってしまうけど、そんな印象。
サイド
ミッドソールにクッション性の高いFF BLAST PLUS二重構造で使われていて、前足部にFF Turboが採用されている。
カーボンプレートが挟まれていることがわかる「INTERNAL CARBON」という表記も。
ロゴのアシックスタイガーにも遊び心が加えられていて、以前よりもオシャレになったな(二回目)と改めて思った。
アウトソール
中足部の黒い穴からカーボンプレートがむき出しになっていて、実際にカーボンプレートを触ることもできる。触ってみると思ってるよりも硬くて、足への負担が結構ありそうだなと感じた。
アウトソールのラバーには「ASICSGRIP(アシックスグリップ)」という、さまざまな路面コンディションでも優れたグリップ力を発揮してくれる素材を採用。また、以前よりも接地面積を広げることによって、着地時のブレを抑制してくれる効果も発揮してくれている。
ヒールカップ
思ってたよりも硬くもなく少し柔らかいけど、しっかりしている。それなりに厚みもあるから、履いたときに包みこんでくれそうな感じ。この辺りはアシックスのランニングシューズ全般にいえることかも。
シュータン・履き口
レース向けにも対応しているためかシュータンはスッキリとしていて軽量化が図られている。
履き口についてもソフトパッドが足首周りにあるやさしいつくり。
アッパー
エンジニアードメッシュという素材が採用されていて、通気性とフィット感を高めている。
また、内側とベロ部がつなげることによって、シューズとの一体感をさらに向上させてくれている。
カーボンプレートは硬い⁉
久しぶりにカーボンプレート入シューズを買ったので、シューズのしなり具合を図ってみた。やはりカーボンは相当カチカチでシューズは全くしなる気配なし。足首の負担がちょっと心配になるけど、ドロップもそれなりにあるから大丈夫なのか⁉と思ってしまった。
重さは224g
26.0cm スタンダード幅で重さは224g
前作が27cmで220g、自分が持っていたマジックスピード2が同じサイズで215gだったからそれなりには重くなったかなといったところ。ただし、フィット感が増していたらおそらく重さなんて全然気にならないと思うし、エリートランナーでもない限りそこまで重さは気にしなくてもいい。市民ランナーのシューズで224gなら十分軽い部類になる。
サイズ感
自分はいつも購入するときは26.0cmの普通幅を選んでいるんだけど、今回も問題なくジャストフィット。最近は日本人向けに作られている商品も多いのかどのメーカーも同サイズでほぼ大丈夫になってきている。
参考までにこれまでに購入した商品とサイズ一覧を記しておく。
アシックス ASICS GT2000 8
アディダス アディゼロ ボストン 8
ナイキ ズームフライ3
ナイキ エア ズーム ペガサス 38
アディダス アディゼロ ボストン10
アディダス アディゼロ ジャパン6
アディダス アディゼロ タクミ セン 8
ナイキ エア ズーム ペガサス 39
アディダス アディゼロ ジャパン7
アディダス アディゼロ ボストン11
アシックス マジックスピード2
HOKA ボンダイ 8
アディダス アディゼロ SL
HOKA クリフトン9
アディダス アディゼロ ジャパン8
アディダス アディゼロ SL2
走ってみた感想
ここでは実際に走ってみた感想を書いていきたい。今後走る回数を重ねることで変わるかもしれないから、あくまでも初感と思ってみてほしい。
重さは全く感じない
ここはさすがアシックスといったところで、フィット感がかなりよくて重たいかと言われれば全くそんなことはない。エリートランナーのレーシングにしては重いかもだけど、初心者やサブ4あたりのランナーにとっては軽く感じる。
クッション性が高くて足底に硬さは感じない
マジックスピード2ではやや底が硬いと感じていたけど、マジックスピード4に関しては硬さはあまり気にならなかった。むしろ、クッション性がよくて足へのダメージが軽減されたんじゃないかと思うレベル。とはいえ、この件に関しては30km〜40kmを走ったわけではないので、まだ実証できていない。
フルカーボンは推進力が違う
やはりというかさすがというかカーボンの反発性はやはり別次元。しかも、前足部にFF Turboが使用されていることによって、より反発性が大きくなっている。これならフォアフット走法も身につけられるかも。
キロ5分からが本領発揮
マイペースのキロ6分でも十分走りやすく、前に進んでいく力を感じられたけど、キロ5分にペースアップしたときに本領発揮してくれた。スピードを出してこそ進化を発揮するシューズだと思うので、秋以降にするはずのインターバル走やスピード練習にも使っていきたい。
フルも行けそうだけど、ハーフくらいがベストかも
マジックスピード2ではフルマラソンも完走しサブ4もなんとか達成できたんだけど、自分の力不足が大きいとは思うけど後半に足の疲れを感じた。
個人的にはカーボンの足の負担は大きいと思っていて、やはり履きこなすにはそれなりの筋力が必要になってくる。ハーフまでなら何とかなりそうなので、マジックスピード4で挑みたいけど、フルマラソンに関しては再考の余地がまだまだありそう。多分本番まで履くか悩んでる気がする。
公認大会では使用できない
マジックスピード4はソールの厚みが43.5mmで公認大会の規定である40mmを超えたため、公認大会では使えないらしい。
でも全く問題ない。自分もそうだけど、公認大会に出たところで陸連に登録している人やよっぽど速いランナーでない限り、シューズを確認されることはないし、自分のベストを出すために道具に頼ることは全然悪いことだと思わない。そんなところに神経を使わずに楽しんでランナー生活を送りたいし、みんなにも送ってほしい。
カーボンシューズは走力が求められる
カーボンプレート入シューズを使いこなすには間違いなく走力が必要で、できるようになるには練習あるのみ。あと最大の特徴を活かすためには、走法も大切でヒールストライクではなく、ミッドフット願わくばフォアフット走法を身につけたい。まずは短い距離から徐々に慣れていき、いずれは今よりも速いタイムで走れるようランニングを続けていきたい。
結論からするとサブ4にカーボンプレート入りシューズはなくても大丈夫だけど、興味があって一度履いてみたいならマジックスピード4がおすすめ。