アディダス アディゼロ ジャパン7 / Adidas Adizero Japan 7 6からの進化は如何に

今回は2022年6月に発売された、アディダス アディゼロ ジャパン7をご紹介。
前作のアディゼロ ジャパン6は個人的にもかなり気に入っていて、ヘビーローテーションしている靴の一つ。
前作から見た目の違いは大きくないものの、変更された箇所もいくつかあるので、ジャパン7の紹介をしつつ6からの進化についても記事にしていきたい。
今購入に迷っている人やランニングシューズ好きの参考になれば嬉しい。

【アディゼロ ジャパン6 Adizero Japan 6】 レビュー サブ4を目指すランナーのスピード練習用に最適

アディゼロ ジャパン 7とは

複数発売されているアディゼロシリーズの中でも。アディゼロジャパンは最もバランスに優れたシューズ。
クッション性や反発性を兼ね備えたLIGHTSTRIKE PROと軽量性、安定性に優れたLIGHTSTRIKE EVAの2重構造のソール。
今作からはアッパー部分にも改良が施され、軽量化にも成功。
おおげさに言えばすべてを兼ね備えたバランスシューズで、初心者ランナーにとってとりあえず迷ったら買いで間違いなし。

外観

サイド

ソールはLIGHTSTRIKE PROとLIGHTSTRIKEの2重構造。
中足部から前足部にかけてのLIGHTSTRIKE PROによって、反発性と弾力性が生み出され、蹴り出し時の推進力につながっている。

フロント

正面から見るとカラーリングのせいか足袋のように見える。
ドロップは8mmで前作と同じ仕様に。

バック

後ろからの姿もほぼ前作と同じ。
ヒール部分のプルバックが折り畳み式になっている。

アウトソール

こちらは前作と同じ仕様。
安定のコンチネンタルラバーで雨の日でもグリップ力は半端ない。

アディゼロ ジャパン 7の特長

ジャパン7の進化は軽量化

今作の一番の進化はやはり軽量化。
LIGHTWEIGHT MONO MESHというリサイクルポリエステルを使用した最軽量素材を使用。全面に施され見た目通りの軽さと通気性に。
アッパー部分のあらゆるところにメッシュ素材が施されている。

シュータン

シュータンから履き口は前作に比べると格段に薄くなってかなりペラペラに。
タクミセン8と同じような仕様になっている。

履き口もシュータン同様に軽量化されている。
こちらはホールド感を増すためにクッションが入っていて一工夫が見える。

ヒールはプルバックは折り畳み式

ショートソックスでランニングをするときに靴擦れにつながるヒール部分。今作では折り畳み式が採用されていて、ソックスに合わせて変形可能。夏場は薄手ソックスで走ることが多いので、これは嬉しい。

重さ

重さは26.0cmで202g。
個人的な感覚では200gを切ると最軽量レーシングシューズのイメージなので、202gはかなり軽い。

アディゼロジャパン6と7の比較

前作のアディゼロ ジャパン6と新作のアディゼロ ジャパン7を比較してみる。
変わったところはやはり軽量化で、写真で比較してみるとよりわかりやすい。

メッシュ素材の違いが一目瞭然。(左が6で右が7)

シュータンから履き口にかけても7の方がより薄くなっていることがわかる。(左が6で右が7)

ソールは全く同じになっていて、真ん中のTORSION SYSTEMも一緒。
安定性、ねじれ耐性、屈曲性に優れた樹脂バーだそうで、安定性と推進力に効果があるみたい。

約15gの軽量化に成功

7の進化は軽量化というけれど実際にはどれくらい軽くなったのかが気になるところ。

ジャパン7の重さは26.0cmで202g

ジャパン6はも同じ26.0cmで217g

ということで15gの軽量化に成功。
グラム換算すると大した数字ではないかもしれないけど、パーセントにすると約7%、そう聞くとインパクトがある。

ちなみに約1年使用した状態でジャパン6を計ったら214gと3g減っていた。
ソールとかが削れてこちらも少し軽量化されていたということか…

履いてみた感想

サイズ感

前作で同じサイズの26.0cmを選択。
ちなみに自分の持っているシューズもすべて26.0cm
前作よりも若干の締め付け感はあるものの、サイズ的には26.0cmでぴったり。軽量化のために履き口が薄くなったので、前足部から中足部の締め付けが少し強くなったように感じた。
ただ、これに関しては紐で調節可能なので、今後良いバランスを見つけていきたい。

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軽量化されて走りが軽くなった

やはり15gと言えど走り出すと軽くなったことを実感。
元々の万能シューズという特性からよりスピード練習にも十分使えるシューズに。

グリップ感は相変わらず〇

雨上がりのやや濡れた路面を走ったところ、グリップ感は相変わらず抜群だった。
アディゼロシリーズに採用されているコンチネンタルラバーの安定感はさすがの一言。

一足は持っておきたいマルチシューズ

今作は前作からのマイナーアップデートといった感じだったけど、より軽くなったことでスピードが出しやすいシューズになった印象。
ランニングシューズは色々なバリエーションのシューズを持っていた方がより面白い。
どのシューズで走ろうか迷った時にはとりあえず選んでおいて間違いないマルチシューズだ。