【アディゼロ タクミ セン 8 / ADIZERO TAKUMI SEN 8】 レビュー シリーズ最軽量シューズ?!

今年も残り1カ月を切った。
2021年の3月に始めたブログだけど、当初を大幅に下回る記事数でモチベーションがイマイチ上がってこない。
ランニングのモチベーションは起伏はあるけど、なんとか高くはないかもだけど、決して低くはない。それはところどころで、ランニング関連のギアやウェア、シューズを買ってモチベーションを高めているからなのかもしれない。
そんなこんなで12月は財布のひもが緩くなる時期?!なのか、アディダスのアディゼロシリーズのシューズを購入。

その名も「タクミセン8」
最近買った3足がすべてアディゼロシリーズというアディゼロ信者ぶり。
今回はアディゼロシリーズを少し比較しながら、最新の「adizero Takumi Sen 8(アディゼロ タクミ セン8)」をレビューしていきたい。
アディゼロシリーズに興味のある方の参考になれば嬉しい。

アディゼロ タクミシリーズとは

「日本人を速くする」をキーワードに開発されたシューズ。
以前までの特長は何と言っても薄底である程度クッショニングも優れた軽量のスピードに優れたシューズ。薄底シューズ界の名作といったイメージ。

前作から大幅アップデート

前作の「タクミセン7」は安定の薄底シューズだったけど、今回の「タクミセン8」はまさかの厚底シューズの仲間入り。アディゼロシリーズはこれでほぼすべてが厚底シューズに変身した。
ただし、最大のポイントである軽量という点は維持している。
以前紹介したアディゼロジャパン6も軽いと思ったがタクミセン8はそれ以上に軽い。

アディゼロシリーズ その他のレビュー

アディゼロボストン10

【アディゼロ ボストン10 ADIZERO BOSTON 10】レビュー 前作から大幅モデルチェンジ

アディゼロ ジャパン6

【アディゼロ ジャパン6 Adizero Japan 6】 レビュー サブ4を目指すランナーのスピード練習用に最適

アディゼロ タクミ セン8の特長

ミッドソールにすべてLightstrike Pro(ライトストライクプロ)を採用。
クッショニングに優れ、軽さもあいまって走りの爽快感が生み出されている。
ドロップも5mm程度と低めなので、回転して走るというよりかは、押し出しながら走る?という感じ。(素人なのであまりわからないけど、そういう感覚を覚えた)

タクミセン8の重量

今回からは薄底から厚底へと大幅に変更したが、軽さは相変わらず。
見た目は完全に厚底シューズだけど、持ってみるとめちゃくちゃ軽い。
ミッドソール(白い部分)は発泡スチロールみたいや触り心地。
26.0cmで175g
自分の所持シューズで一番軽いのがアディゼロジャパン6の217gなので、当然最初に持った時の感想が「めちゃくちゃ軽い」だった。

タクミセン8のデザイン

サイド

やはりパッと見は完全に厚底シューズ。
正直最近はどこのメーカーでも一瞬でシューズ名を判断するのが難しくなってきているように感じる。
ミッドソールに反発性の高いLightstrike Pro(ライトストライクプロ)を使用したり、中足部に隙間を空けることによって軽量化を図っている。

正面

ドロップは他のシューズと比べても比較的低めなので、前足部の反りは抑えられている。
正面から見ると素材の薄さのせいかかなり軽そうに見える。

背面

アディゼロシリーズで採用されている、ヒールに2つのカウンターが入りかかとをサポート。かかと部分も高めに作られているので、足も抜けにくそう。

「33」とあるがこれはソールの厚さ。
ヒールカップは軽量化を図るために簡素化されている印象。

アウトソール

おなじみのコンチネンタルラバー。
もちろん雨の日でも存分にグリップ力を発揮してくれる。
ただ、他のシリーズと比べるとかなりラバーが薄くなっている。
耐久性は走ってみないとわからないけど、もしかすると寿命は短いのかも。

中足部に見えるのは「エナジーロッド」
素材は5本のグラスファイバー。
カーボンファイバーと比べるとたわみが大きく、推進力を生みだしてくれる。

かかと部分にもカーボン配合のナイロンプレートを内蔵していて、反発性を高めスピード維持に一役買っている。

アッパー

リサイクルポリエステルベースのCELERMESH2.0を採用。
見た目もかなり透けていて、履いている靴下の色も確認できるほど。

光に当てるとより透け感がわかりやすい。
もちろん通気性も抜群。

アディゼロシリーズとの比較

自分の所持しているアディゼロシリーズはこれで3足目。
「ボストン10」と「アディゼロジャパン6」と比べてみた。

底の厚さはやはりボストン10が一歩出ている。
ジャパン6とタクミセン8は大体一緒くらい。

個人的に一番の違いは素材の厚さかなと思った。
軽量化を図るためではあるけど、あきらかに履き口の厚みやサポートが全然違う。
ボストン10やジャパン6にある、足を包んでくれるようなサポート感がタクミセン8には感じられなかった。

やはりタクミセン8の位置づけはスピードシューズ。

走ってみた感想

5kmラン

地面の接地感覚はふわふわした印象。
ただ、軽さに全振りしてる分他の厚底シューズに比べると安定感はイマイチ。ヴェイパーフライとかアディオスプロもこんな感じなのかな?

走り出しはキロ6分くらいのスローで入ったけど、安定感があまり感じられなかった。接地した瞬間にぴたっと地面を捉えると言うよりは、ぐらぐらすると言う方が適切な気はする。

その後ペースアップしキロ5分を切るくらいからは、逆にぐらぐらが気にならなくなり気持ち良く走れた。やはり軽さもあってスピードに乗せると気持ち良いシューズ。

サイズ感

マイコレクションのシューズはすべて26.0cm。
なので今回も26.0cmを購入。

履き口が少し窮屈に感じたけど、履いたみると全く違和感はなかった。
普段履いているサイズで問題はなさそう。

その他のランニングシューズレビューはコチラ

アシックス ASICS GT2000 8
アディダス アディゼロ ボストン 8
ナイキ   ズームフライ3
ナイキ   エア ズーム ペガサス 38
アディダス アディゼロ ボストン10
アディダス アディゼロ ジャパン6

アディゼロシリーズの対応力はすごい

これでアディゼロシリーズは3足目なんだけど、ぶっちゃけアディゼロシリーズを買いそろえるだけで、ランニングシューズは完結してしまえる気がする。

スピード練習
タクミセン8orジャパン6

ペース走
ジャパン6orボストン10

ロングラン
ボストン10orジャパン6

大会
ボストン10

人それぞれ走力が違うので、一概には言えないけど、自分はこんな感じで使えそう。
他のシューズもいろいろ履いてみたいけど、アディゼロシリーズで現状は満足している。

おすすめのランナーは?意外とロングランもいけそう?!

軽さが一番の特長だと思って走ってみたけど、厚底なので意外とクッション性も感じられ、ロングランでも使えそうな感触。
ただし、あくまでもある程度走力とスピードがある人向けには感じた。
自分のようなキロ5分で走るのが精一杯という人にとっては、あくまでもインターバルやスピード練習をメインで使うのがいい気がする。
サブ3を狙える人なんかにはちょうど良さそう。

結論を言えば、シーンによって使い分けることができるので、誰にでも扱えるシューズだと思う。