個人的に、ランニングのときはインナーが欠かせない。
そこで今回は、ノースフェイス(THE NORTH FACE)「100ドライWRタンク(NU62503)」を購入してみた。
ミレーの「ドライナミック メッシュ」を使いはじめてから、夏も冬もずっとインナーを着るようになっている。
名前の通り、汗をかいてもドライ感をキープしてくれるタンクトップタイプのベースレイヤー。
実際に秋口のランニングで使ってみたので、着心地や機能面をレビューしていく。
インナー選びに迷っている人の参考になれば嬉しい。

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この記事の目次(クリックでジャンプ)
インナーを着用する理由

ランニングを続けていると、どうしても気になってくるのが寒い時期の汗冷え対策。
そして、暑い時期はシャツが汗で張りつく不快感。
さらに男性ランナーにとっては、乳首の擦れ問題も見逃せない。
この3つ、どれもインナーを着用するだけでかなり解消できる。
ノースフェイス「100ドライWRタンク」は、軽量・速乾・撥水というベーシックな3拍子をしっかり備えていて、見た目もすっきりしている。
それに何より、自分がノースフェイスというブランドに全幅の信頼を置いているのも、大きな理由の一つ。
ノースフェイス 100ドライWRタンクとは

特徴は概ねこんな感じ。
- 100DRY WR Yarn素材で、水分を保持しにくいはっ水糸を使い肌のべたつきを軽減
- 汗を素早くウェア表面に移動し、肌に水分を残さない設計
- 大きなメッシュ組織で通気性と速乾性が高く肌面を快適に保つ
- バクテリア繁殖を抑え汗のにおいを軽減するポリジン加工付き
- 重ね着しても見えにくい広めの襟ぐりでフィット感の高いシルエット
素材はポリエステル100%で、触った瞬間にサラッとした質感がわかる。
一般的なスポーツインナーよりも生地が少し薄く、メッシュ地に近い通気性がある。
シルエットはやや細身で体に沿う作りだが、ピタッと張りつくような圧迫感はなく、自然に体に馴染む。
デザインはシンプルで、ロゴも控えめ。
ノースフェイスといえばロゴが大きく入ったデザインの印象が強いけど、インナーに関しては控えめ。
むしろ主張しすぎないほうが、個人的には使いやすくて好み。
実際に着用してみた感想
肌触りとフィット感

着た瞬間からサラサラしていて、不快感はまったくなかった。
次に走ってみても、インナー特有の張りつきがなく、圧迫感も感じない。
全体的に細身のシルエットだが、締め付け感はなく、どちらかといえば自然なフィットに近い。
吸汗・速乾性
実際に走ってみると、10月の日中(気温25℃前後)でも汗をしっかり吸ってくれた。

写真のとおり、撥水というよりは吸収して速く乾くといった感じ。
そのうえ、上に着たTシャツとの間に汗が溜まらず、ベタつきがかなり軽減された。
さらに、背中まわりのムレが少なく、汗じみも出にくい印象だった。
ただし、腰まわりはインナーを伝ってなのか、着方が悪かったのか、汗が溜まって少しひんやりする場面も。
とはいえ、真冬のランニングでも汗をかかないということはないから、不快感がないだけで十分。
汗じみ・匂い

さらに気になるのが、汗じみやニオイの面。
まず、首元や脇はさすがに汗が集中するが、不快感はほとんどない。
また、表面はすぐに乾いてくれるので、汗が冷える感じも少なかった。
そのうえ、長時間走ってもニオイがこもりにくく、アフターケアも楽だった。
デザインとサイズ感

見た目は非常にシンプルで、シルエットは細身ながら窮屈さはない。
また、Tシャツの下に着てもラインが出にくく、レイヤードしても違和感がない。
サイズはいつも通りで問題なし。
とはいえ、体型によってはワンサイズ上げても良いかもしれない。
インナーとして着るならジャストがおすすめだ。
ただし、一枚で着るには、やめておいたほうがいいと思う。
想定している使い方
とにもかくにも、インナーウェアは年間を通して着用するのがおすすめ。
まず、暑い時期は汗をしっかり吸ってくれるので、シャツと体がひっつくあのベッタリした不快感がなくなる。
とはいえ、シャツが全く濡れないわけじゃない。走り終わるころには、シャツもインナーもそれなりにビショビショになる。
一方、寒い時期は汗冷え対策に効果的。
風が内側に入りにくくて防寒にもなるし、汗が表面に出ない分、風が吹いたときのひんやり感もない。
さらに、密着していて肌に優しい素材だから、乳首の擦れも気にならない。
季節を問わず快適に走れる、オールシーズン使える優れモノ。
他のインナーとの比較
自分が持っているインナーは2枚ある。
- ミレー ドライナミック メッシュ
- ファイントラック ドライレイヤーベーシック
この2つと比べても、「100ドライWRタンク」は機能面でまったく引けを取らない。

まず、ミレーのドライナミックメッシュは通気性が抜群で、汗ムレを防ぐことを重視した作り。
どちらかといえば、激しい運動やトレイルランのようなシーンに向いている。

一方、ファイントラックのドライレイヤーベーシックは、吸水しないポリプロピレン素材を使っていて、汗冷え防止に優れている。
長時間走っても肌がドライに保たれるのが強み。
それに対して、「100ドライWRタンク」は日常のジョグやロードラン中心の人にちょうどいいバランス。
洗濯による性能劣化が少なく、長く使えるのも嬉しいポイント。
さらに、裾がズリ上がりにくく、安定感があるのも個人的には気に入っている。
まとめ:軽くて乾く、汗に強い万能インナー
「100ドライWRタンク」は、汗をかいてもベタつかず、ドライな感触が続く。
ノースフェイスにしてはデザインが控えめだけど、ランナーにとって実用性がある一枚というのが一番しっくりくる。
特に、汗冷えやベタつきに悩んでいる人にはぜひ試してほしい。
普段使いのジョグからロングランまで、季節を問わず活躍してくれると思う。
- 吸水速乾で快適
- 洗濯による劣化が少ない
- シルエットがきれいでフィット感がいい
やや価格は高め
とはいえ、快適さと使いやすさのバランスを考えると、価格以上の価値はある。
オールシーズン使えるインナーを探しているなら、候補に入れて間違いない。
最後までお付き合いいただき感謝。これからも気が向いたらのぞいてくれると嬉しい。


