夜ランの安全対策としてライトは欠かせない。
これまでも帽子につけるタイプや手持ちライトなど、いくつか使ってきたが、どれもそれなりに満足していた。
とはいえ、新しいタイプも気になっていて、今回試してみたのが「Link-Nランニングライト」。
軽くてコンパクト、発光も悪くなさそう。
そして何より、Type-Cで充電できるのが決め手だった。
実際に20時ごろ、田舎道と住宅街を合わせて10kmほど走ってみた。
明るさは想像通りで、足元の視認性も問題なし。
また、パンツやシャツにクリップで挟めばしっかり固定され、ブレも少ない。
一方で、首からひもで下げると少し揺れが気になるが、装着位置を工夫すれば快適に使える印象だった。

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Link-Nランニングライトの特徴

主なスペック・ポイント
- 白・赤の2色発光対応
白は前方の照射に、赤は後方へのアピール用として使える。用途に合わせて切り替えられるので、夜道でも安心感がある。 - 発光モード記憶機能つき
前回使用したモードを自動で記憶してくれるので、毎回設定し直す必要がない。 - 軽量・コンパクト設計(約28g)
実際に手に取ってもかなり軽く、走っていても重さを感じない。 - クリップ式で自由に装着可能
パンツやシャツ、リュックなどにしっかり固定できる。一方で、キャップのつばには少し挟みにくいが、位置を工夫すれば使い方の幅は広い。また、首からひもで下げることもできるが、走るとやや揺れが気になる。 - Type-C充電対応
スマホやモバイルバッテリーと同じケーブルで充電できるのがありがたい。旧式のmicroUSBではなく、USB-C対応なのも地味にうれしいポイント。 - 防水性能(IPX5)
小雨程度なら問題なし。夏場など汗をかく場面でも安心して使える。
Link-Nランニングライトの詳細

Link-Nランニングライトは、6つのLEDライトを搭載しており、うち4つが白色

2つが赤色に点灯する。

物理ボタンはひとつのみで、電源と発光モード切り替えを兼ねるタイプ。シンプルな構造で迷わず使える。

充電部分にはカバーが付いていて、ツマミを引っ張るとUSB Type-Cポートが現れる。
防水性を保ちながらも、開閉しやすい設計になっている。

背面はクリップタイプになっており、そのままシャツやパンツに挟んで装着できる。

また、付属のマジックテープバンドを使えば自転車などにも固定可能。
さらに、紐を通せば首から下げる使い方もできるなど、シーンに合わせて使い分けられる。
実際に使ってみた感想

明るさと視認性
夜の20時ごろ、田舎道と住宅街を合わせて10kmほど走ってみた。
明るさは想像通りで、足元の視認性も問題なし。
特に、街灯が少ない道でも白色ライトをつけていれば安心して走れるレベルだった。
また、照射範囲は広すぎず、前方2〜3メートルをしっかり照らしてくれる。
そのため、ランニングライトとしては十分な明るさで、夜道の段差や路面の変化も把握しやすい。
装着感と安定性

パンツやシャツにクリップで挟めば、ブレはほとんど気にならない。
実際、走っている間もズレたり外れたりすることはなかった。

一方で、首からひもで下げる方法も試したが、ラン中は揺れが気になった。
ただ、装着位置を少し変えるだけで安定感が大きく変わるので、自分に合う位置を探るのがポイントだ。
とくに、腰や太もも付近に付けると、照らす範囲と安定性のバランスが良かった。
操作性と発光モード
電源ボタンはひとつだけのシンプル構造。
長押しで電源オン/オフ、短押しで「白4つ → 白2つ → 白点滅 → 赤 → 赤点滅 → 全点滅」と切り替わる。
押し心地はやや硬めだが、誤操作の心配がないのは好印象。
前回使ったモードを記憶してくれるので、次回のランでもすぐに同じ設定でスタートできる。
暗い場所でも操作が直感的で、走りながらでも扱いやすい。
バッテリーと充電
1時間ほどのランニングでは、バッテリーの減りはほとんど感じなかった。
メーカー公称値では最大5時間使用可能とのことだが、短時間の夜ランなら十分すぎる。
Type-C対応のおかげで、スマホやイヤホンと同じケーブルが使える。
複数のデバイスを使っていても、ケーブルを共通化できるのはシンプルに助かる。
コスパと他モデルとの比較
以前レビューしたBlackubeランニングライトも、夜ラン用として人気の高いモデルだ。
Link-Nはそれよりもシンプルで軽量、装着の自由度が高い点が特徴。
価格も抑えめなので、より気軽に試しやすいポジションといえる。
Link-Nランニングライトの価格は、おおよそ2,000円前後(※購入時点)。
この価格帯でType-C充電に対応し、防水性能もあるのは評価できる。
しかも、作りはしっかりしていて、安っぽさも感じない。
明るさや固定力も十分で、夜ラン用ライトとして必要な要素は一通りそろっている。
さらに、派手な特徴こそないが、日常的に使うにはちょうどいいバランスだと思う。
これまで使ってきたキャップに取り付けるタイプと比べると、
前方を照らす安定感ではキャップライトの方が上だ。
一方で、キャップを被らなくても使えるという点ではLink-Nの方が気軽。
さらに、パンツやシャツに挟めるので、季節を問わず使えるのは強みだ。
また、自転車やリュックにも取り付けられるため、ラン以外のシーンにも使いやすい。
総合的に見て、コスパは悪くない。
価格・機能・扱いやすさのバランスが取れており、初めての夜ランライトとしても十分選択肢に入る。
まとめ

Link-Nランニングライトは、派手さはないけれど、しっかり使えるライトだった。
明るさは十分で、装着も安定。操作もシンプルで迷うことがない。
そして、Type-Cで充電できる点も実用的で、普段のケーブル環境にそのまま馴染む。
正直、前方をしっかり照らしたいならキャップライトの方が使いやすい。
けれど、キャップを被らない季節や服装のときに使える選択肢としてはLink-Nが便利だ。
ランだけでなく、自転車や夜のウォーキングにも転用できる。
価格を考えると、コスパは悪くない。
ライト選びに迷っているなら、まず試してみる価値はあると思う。
最後までお付き合いいただき感謝。これからも気が向いたらのぞいてくれると嬉しい。