【Shokz Open Run】骨伝導イヤホンの完成形

以前にも紹介した骨伝導イヤホンなんだけれども、なんだかんだで安価なものを購入して慣れてくると、もっと高価なものがほしくなってしまうのが人間の性。
最初からそれなりに良いものを買えばいいと思うのだけれど、いつも安物を買ってから上位版を買ってしまっているから、結果的には費用がかさんでいる気がする。
とはいえ、ものは試しという言葉があるようにまずは買ってみなければわからない。
そんな言い訳を言いつつ、またまた安物からアップグレードした、ランナーにもそれ以外の人にも大人気の「Shokz OpenRun 骨伝導イヤホン」を今回はレビューしていきたい。

骨伝導イヤホンをランニングで使ってみた 【これも一つの正解】

Shokz OpenRunの特長

  • 急速充電機能
  • 連続再生8時間で長持ち
  • 26gの軽量快適設計
  • 保証は充実の2年間
  • 防水はIP67※水泳時は除く

「OpenRun」の上位モデルとして「OpenRun Pro」というのも存在する。
一応下記に比較を載せておく。

製品名OPENRUNOPENRUN PRO
骨伝導技術第8代第9代
駆動時間8時間10時間
充電時間1.5時間1時間
待機時間最大10日最大10日
防水規格IP67IP55
重量26g29g
定価17,880円(税込)23,880円(税込)

PROはエントリモデルに比べてバッテリーと音質が強化されている。
ただし、重量では3gほど重くなっているため、比べてみるとここがポイントになるのかも。
あと、価格帯も6,000円ほど高くなっているから、自分としては手がでなかった。

話はそれてしまうけど、最近のイヤホンは値段が高すぎる。
ワイヤレスイヤホンの品質や利便性を考えるともはや1万円超えはスタンダードな印象で、おそらくこれからもそれは変わることはない。
良いものを求める以上、価格に逆らうことは許されない。

Shokz OpenRunの付属品

・本体
・充電ケーブル
・収納ケース
・ロゴ入りヘアバンド
・説明書・保証書

OpenRun本体

デザインは骨伝導イヤホンの中ではわりとスリムに感じるつくり。
骨伝導イヤホン自体でおしゃれと感じることがあまりないので、洗練されたデザインかどうかは不明。この点は完全に個人差あり。

充電ケーブル

専用の充電ケーブルで、音量ボタンのとなりにくっつけて充電される仕様。

マグネットタイプで充電も簡単。

充電器への差込口はType-Aになっている。

収納ケース

Shokzのロゴ入り収納ケース。

もちろんヘッドホンもサイズぴったり。
持ち歩く人にとってはちょうど良さそう。

ロゴ入りヘアバンド

何故かはわからないけれど、ヘアバンドが付属している。

内側に滑り止めがあって、使用中にずれることはなさそう。
だけど、そもそも出番がなさそう。

説明書・保証書

操作は簡単で説明書を見る必要はあまりないんだけど、とりあえず電源の付け方や早送り等の操作を覚えておくために一度見ておくことをおすすめする。

OpenRunは購入日から2年の保証があるので、保証書はしっかりと保管しておこう。
耐久性についてはわからないけれど、また進展があれば追記していく予定。

Shokz OpenRunのディティールと操作方法

ここからは本体をみていく。

全体像

まずは全体としてはスッキリとしたデザインで、以前にレビューした骨伝導イヤホンと比べても小さい。

マルチファンクションボタン

左側に大きめの物理ボタン。通称「ファンクションボタン」があり、このボタンで次の曲に行ったり、前の曲に戻ったりといった操作が可能。
通話の応答や終了もこのボタンでできる。

電源・音量ボタン&充電ポート

そして、右側にあるのが電源と音量を調節できる物理ボタン。
電源は音量の+(プラス)ボタンを長押しでオンオフできる。
また、オーディオが停止中に音量ボタンのどちらかを押すことでバッテリー残量の確認が可能。

音量ボタンの横にあるのが充電ポート。
こちらはマグネットタイプになっているので、充電ケーブルを近づけるだけで簡単に充電が可能。抜き差しする煩わしさが軽減されているのがいいところ。
ケチを付けるわけではないけれど、充電ケーブルが専用のため、一つ増えるのが少し面倒に感じてしまう。Type-cにしてほしかったけれど、そうなるとマグネットタイプにするのは不可能な気もする。あっちを立てればこっちが立たずとはこのことか。

軽量の26g

他の骨伝導イヤホンと比べても確かに軽い。
持った質感も悪くなく、耳にかけた感じも違和感がない。

Shokz OpenRunの使ってみた感想

音声案内がいい

電源を音にすると日本語で音声案内が開始され、バッテリーの残量を教えてくれる。
細かい残量はわからないにせよ、充電の目安になるのでこれは便利な機能。
あと、スマホの方にもバッテリーの残量は表示されているので、詳細を知りたい場合はスマホを確認するのがいい。これが正確は知らないけど。

ちなみに、電源をオフにするときも「終了します」という音声が流れてくる。

音質はそれなり

そもそも骨伝導イヤホンに音質は絶対に求めてはいけないんだろうけど、思っていたよりも音がはっきりと聞こえる。
基本的にランニング時は音楽よりもYouTubeをラジオ感覚で聴くことが多いので、声がはっきりと聞こえるのは嬉しい限り。

マルチファンクションボタンの反応がイマイチ

YouTubeを聞いている時にボタンを押しても、次の動画に行ってくれなかったり、戻ってくれなかったりとYouTubeとの相性はあまりよくないのかもしれない。
とはいえ、そんなに次の動画に行くこともないので、かなり困っているわけではない。
最終手段はスマホを直接触ればいいのだから。
おそらく、純正の音楽アプリとの連携を想定されていると思うから、まあしょうがないのかな。

自動オフ機能がほしかった

個人的な意見になると思うけど、ワイヤレスイヤホンを使っている時は、ケースからの出し入れで電源のオンオフが行なわれるので、電源の操作をすることはあまりない。
骨伝導イヤホンになるとオン時は自身で行なうんだけど、ついつい電源オフにするのを忘れてしまいがち。そして、その後にスマホから音が出ないことで電源がオンになっていることに気がつく。ということが結構あった。
求めすぎではあるものの、装着時に感知して自動でオンとオフをしてくれる技術が出てきてくれることを願う。

ちなみに充電中は電源がオフになるみたい。

他製品との違い

※右側がOpen Run

軽くてフィット感が〇

以前に購入したものと比べてみると、重さ自体は3gしか変わらないんだけれど、付けた時のフィット感が良くて重さを全然感じなくなった。
たかが3gなんだけれど、この重量での3gは結構違うのかもしれない。

音質はクリアに聞こえる

他社製品と比べて1万円以上高いのだから、音質については良くなくては困るというのが正直なところ。
この点に関して十分良さを感じられ、すごく音が聞きやすいと感じた。

操作性はあまり変わらない

まあそもそもイヤホンでできることは限られているので、ここに対して特別なものはあまりない。
良くも悪くも操作性が似ているのはユーザーにとっては、無意識レベルで操作できるので問題はない。

急速充電が便利

ランの準備をしている時に充電をし忘れていて、持っていけなかったり、充電をするために開始が遅れるということを経験している人は少なくないと思う。
自分もこれはよくあることで、最悪のケースでは走りに行かないなんてこともある。

OpenRunの良いところは、10分の充電で最大1.5時間使用可能、というバッテリー性能が他製品と比べても抜きんでている。
また、満充電時には最大8時間の使用が可能で充電をする回数も少ない。

ランナーに最適かも

有名ランナーが広告塔になっているように、やはり一番の使い道はランニング。
カナル型のイヤホンと比べると圧倒的に外音が聞こえやすく、事故のリスクもこれだけでだいぶ軽減される。
音に関してもランニング中でも問題なく聞き取れるので、快適にランを楽しめる。

普段使いにおいても外音が聞こえやすく使い勝手がいいんだけれど、外で使うには少しデザインがイマイチな気もする。

個人的にはランニングはこのイヤホンをメインとして使っていきたい。