トリガーポイント グリッド フォームローラー|5年使い続けたランナーの正直レビュー

トリガーポイント グリッド フォームローラーは、ランナーのセルフケア用品として定番のアイテム。
ランナーは、だいたいどこかしら足が痛い。結論から言うと、足のケアはやったほうがいい。

先月、自分は人生で2回目となる月間300kmを走り切ることができた。
正直かなり無理をしたけど、大きな故障なく乗り切れたのは、日頃のケアを欠かさなかったからだと思っている。

中でも、5年以上使い続けているのが「トリガーポイント グリッド フォームローラー」。
自重をかけて凹凸部分でほぐすだけのシンプルなケア用品だけど、手軽さと効果のバランスがよく、今でも一軍として使っている。

トリガーポイントとは?

もともと「トリガーポイント」とは、筋肉や筋膜にできる痛みの引き金となる敏感な点のことを指す医療用語。
押すとその部位だけでなく、離れた場所に痛み(関連痛)を引き起こすのが特徴で、筋肉の過緊張や血行不良が主な原因とされている。

……と、ここまでが本来の意味。

今回紹介するTRIGGERPOINTは、そのトリガーポイントという考え方をベースに、フォームローラーやセルフケアツールを展開しているアメリカのブランド。

筋膜リリースを専門としており、筋肉のコリや張り(いわゆる“硬結”)をセルフケアでほぐすための製品を数多く展開している。

中でも、今回紹介するグリッド フォームローラーや、コンパクトなコア フォームローラーは、同ブランドを代表する定番アイテム。

トリガーポイント グリッド フォームローラーの特長

トリガーポイント グリッド フォームローラーは、筋膜リリースに特化したセルフケアツールとして定番のアイテム。

最大の特長は、表面に施されたグリッド状の凹凸。これはマッサージセラピストの手技を再現したもので、ただ転がすだけでも、筋肉の表面から奥までしっかり刺激が入る。

構造の特徴
表面の凹凸は、3種類の形状で構成されている。

  • High:指先のようなピンポイントな刺激
  • Tubular:指全体で押されるような感覚
  • Flat:手のひらで包まれるような圧

場所や状態に応じて、刺激の強さを自然に使い分けられるのがポイント。

素材は、表面に弾力性と耐久性のあるEVAフォーム、芯材には硬質ABS樹脂を使用。
耐荷重は最大227kgとされていて、体重をしっかり預けても潰れる感じはない。

使用感と利点
硬さはLEVEL1(やや柔らかめ)からLEVEL4(かなり硬め)まで展開されており、ランナーの脚まわりのケアにはちょうどいい硬さが選べる。

サイズもコンパクトで、太もも・ふくらはぎはもちろん、背中やお尻、慣れれば足裏まで使える。
「とりあえず1本持っておくならこれ」と言われる理由が分かる作りだ。

なぜ5年も使い続けているのか

自分が使っているのは、LEVEL3(中級・しっかりめの圧)。気づけば、かれこれ5年くらい使い続けている。

正直に言うと、購入当初は硬さにレベルがあることすら知らなかった。色の好みで選んだら、たまたまLEVEL3だっただけだ。

他の硬さと比べたことがないので、客観的に「硬い」「柔らかい」は言えない。
ただ、少なくとも使っていて「硬すぎる」と感じたことはない。もちろん柔らかくはないけど、不快な痛みでもない。

むしろ、圧をかけた部分にちゃんと効いてるなという感覚がある。走った日や、脚に疲労が溜まっている日は、その痛気持ちよさがクセになる。

使用頻度は週に数回程度。
それでも、5年使って一切へたっていないし、形が崩れた感じもない。耐久性については、正直申し分なし。これからも使い倒していく。

トリガーポイント グリッド フォームローラーの使い方

ふくらはぎから太もも

定番のふくらはぎと太もものケア。
自分もこの部位は一番よく使っていて、ケアをするときはまずここから始める。

やり方は少しコツが必要で、足をクロスさせて、ほぐしたいほうの脚を下にする。
その状態で両手を使って体を浮かせ、ふくらはぎをフォームローラーに押し付けながら前後に転がす。

コリを探しながら、少しずつ圧をかける位置を変えていくと気持ちがいい。
最初はかなり痛く感じることもあるけど、終わったあとはコリがほぐれて、ふくらはぎが柔らかくなっているのが分かる。

太ももをケアするときは、うつ伏せになって同じように転がす。
ふくらはぎをするとき以上にコツがいる。でも、慣れれば簡単なので、継続すればなんとかなる。

腰から背中にかけて

腰や背中全体にも使えるし、コリや張りを和らげてくれる。
脚に比べるとこちらは比較的簡単。

仰向けになって、腰の位置にフォームローラーをセット。それから背中にかけてひたすら転がせば広範囲に刺激が入る。
両手は頭の後ろに添えると、体勢が安定してやりやすい。

首も気持ちがいい

個人的に意外と好きなのが、首まわりのケア。

やり方は一番シンプルで、仰向けに寝て首の後ろにフォームローラーを置くだけ。
大きく転がす必要はなく、ほんの少し動かすだけで十分効く。

首の疲れをじんわり刺激してくれて、リラックスできる。
気持ちよくて寝てしまいそうになるけど、この状態で寝ると逆にコリの原因になることもあるので、やりすぎには注意したい。

いつ使うの?

いつでもいいけど、就寝前がおすすめ

基本的には、使うタイミングはいつでも問題ない。
その中でも、個人的にいちばんおすすめなのは就寝前のお風呂上がり。

体が温まってリラックスしている状態でフォームローラーを使うと、さらに力が抜けて、そのまま自然に眠りに入りやすくなる。
少なくとも、自分は睡眠の質が上がっている気がしている。

ただし、やりすぎは逆効果。
一つの部位につき、だいたい1分程度で切り上げるようにしている。
気持ちよくてついついやりすぎてしまうけど、もう少しやりたいくらいで終わるのがちょうどいい。

運動前にほぐすのもあり

もうひとつ、個人的におすすめしたいのが運動前の使用。
特に早朝のランニング前は効果を感じやすい。

ガチガチに固まった筋肉を軽くほぐしておくだけで、体が動きやすくなり、パフォーマンスも上がる印象がある。

早朝ランの日や、大会当日の朝は、フォームローラーを軽く当ててから家を出るのが、すっかり定番になっている。

あると便利なもの:ヨガマット

フローリングや畳の上でも使えるが、床が硬いと痛みが強く出やすい。
ヨガマットを敷くだけで、体への当たりがかなりマイルドになる。

特に腰・背中・首まわりをケアするときは、ヨガマットがあると安心。
必須ではないが、床で使うことが多い人には一緒に用意しておくと快適。

個人的には、少し高くても分厚めのタイプがおすすめ。
寝転がっても痛くなりにくく、フォームローラー以外の用途でも使える。
腹筋・背筋・プランクなどの体幹トレーニングにも流用できるので、結果的に出番が多い。

自分は厚さ10mmのタイプを使っている。

向いてない人

痛みにかなり敏感な人

フォームローラーは、どうしてもある程度の痛みが伴う。
特に使い始めは、「痛気持ちいい」よりも「普通に痛い」と感じる人も多い。

優しくなでるようなマッサージを想像していると、ギャップに戸惑うかもしれない。
痛みに弱い人や、刺激が苦手な人には正直向かない。

転がす動作が面倒に感じる人

フォームローラーは、自分で体重をかけて転がす必要がある。
寝転んでいるだけでケアできるわけではない。

「ケアはしたいけど、なるべく楽に済ませたい」
「自分で体勢を作ったり、圧を調整したりするのが面倒な人」

という人には、続かない可能性が高い。

即効性だけを求める人

1回使っただけで劇的に疲れが取れる、というタイプのアイテムではない。
あくまで継続して使うことで効果を実感するもの。

短期間で結果を求める人には、少し物足りなく感じるかもしれない。

大満足のケア用品

5年も使い続けているだけあって、個人的には大満足のケア用品。

類似品も多く、どれが正解なのかはよく分からないのが正直なところ。
価格帯もさまざまで、どちらかというとトリガーポイントはやや高めの部類に入る。

とはいえ、品質は間違いないし、一度買ってしまえば長く使えるので、多少高くても買っておいて損はない。
ちなみに、ローラー以外にもピンポイントで刺激してくれる、ボールタイプもあったりする。

実店舗よりもAmazonなどのECサイトのほうが、お手頃に手に入ることが多い。
特にセール中は割引率も高くなるので、そのタイミングを狙うのがおすすめ。