ザ・ノース・フェイス/エンデュリスレーシングショーツ 便利なマルチポケットパンツ

ランニング中にスマートフォンや給水ボトル、ちょっとした栄養補給のタブレットやジェル等を携帯する人は少なくない。
自分自身もこれらをよく持ち運ぶし、それに適したアイテムを日ごろから利用している。
というもの自分の中のハードユーズしているのが、まさにミズノのマルチポケットパンツで、気に入りすぎてリピート買いをしてしまったほど。
そんなマルチポケットパンツも実は色んなメーカーのものがあって、お気に入りブランドであるノースフェイスからもエンデュリスレーシングショーツという名前で発売されている。

今回は、少し値は張るけど、一着持っていても損はない、エンデュリスレーシングショーツをレビューしていきたい。

MIZUNO/ミズノ マルチポケットパンツ 【ようやく見つけた最適解ランニングパンツ】

エンデュリスレーシングショーツとは?

特長は何といっても、腰回りにストレッチの効いたポケットが前後に合計6つ施されていて、スマートフォンや補給食を携帯しながら走ることができる。
フルマラソンやトレイルランニングなどの長時間のレースで活躍してくれるランニングパンツ。

エンデュリスレーシングショーツのスペック

正式名称が英語だと「Enduris Racing Short」
Endurisは忍耐、我慢、持久力といった意味を持つらしい。

価格¥12,100(税込)
素材身生地:ポリエステル86%、ポリウレタン14%
ウエスト部分:ナイロン68%、ポリウレタン32%
サイズXS、S、M、L、XL
カラーニュートープ、アーバンネイビー、ブラック、リッジラインカモ

カラー展開が豊富で、トップスとの色合いを考えながら選べるのもいいところ。
今回は無難にブラックをチョイス。

デザイン

ここでは、デザインや商品の詳細について迫っていく。

前面

腰回りにぐるっと一周、合計6つのメッシュポケットがついていて、ポケットから落ちないようにウエスト部分が少しキュッとなっている。

左右に通常のポケットも2つついている。
ミズノマルチポケットパンツには通常ポケットがなかったので、少しうれしい。

後面

腰回りは前からと全く同じ見た目に。
お尻付近が立体的なつくりで履き心地がとてもいい。

マルチポケット部分

ポケットは前後に3つずつあり、形状は前後ともに同じ。
小×4 大×2

左下にはリフレクターにもなる、ノースフェイスのロゴ。

全体的に結構タイトめだけど、裾がスリット仕様なので動きやすさも確保されている。

インナーパンツはなし

パンツを裏返してみたけど、インナーパンツはついていない。
ランニング用のパンツだとインナーパンツが付いていることも多いけど、このパンツについてないタイプとなる。

インナーパンツは夏場のランニングとかだと、一枚で済むので便利だけど、冬場はロングタイツを履くこともあるので、却ってインナーパンツが邪魔だったりする。

収納力

マルチポケットパンツを履くにあたって、一番気になるのがその収納力。
レース本番を想定して、実際にジェルやスマートフォンが入るのかを確認していく。

エナジージェル

メダリストとマグオン2つを収納できるか試してみた。

大ポケットには余裕を持って入れることができたけど、小ポケットだとそのままでは少し飛び出してしまった。

でも、少し折りたたむことによってすっぽりと入れることができたので問題なし。
折りたたむ時にジェルに力を入れすぎると、中から液体が飛び出す恐れがあるので、注意が必要。

スマートフォン

自分が持っているのは、iPhone 13で大きさは6.06インチ。

背面手帳型の少し分厚目のケースを使っているけれど、大ポケットにジャストサイズで収納できた。
iPhone13よりサイズが大きくなる、iPhone 14 Pro MaxやiPhone 14 Plusだと厳しいかもしれない。

給水ボトル

ノースフェイスのランニングソフトボトル500を試してみたけど、水分が満タンの500mlを入れた状態だと無理だったけど、容量を350mlくらいに落として、底を折りたためば入る。

自分は持ってないけど、湘南マラソン仕様のランニングソフトボトル400SIだったら、ジャストサイズで入るらしい。

おそらく、他のメーカーのフラスクボトルでも400mlくらいまでなら、ボトルいっぱいに水を入れてもポケットに収納可能だと思う。

使ってみた感想

自分のスペックは168cm60kgのほぼ標準体型で今回はMサイズを購入。
ゴールドウインの公式サイトでは、身長体重を入力するとそのアイテムのサイズ感を表してくれるので、参考程度にはおすすめ。
公式サイト

フィット感はタイトめ

丈は膝よりも結構上にあって、普通のハーフパンツに比べても結構短めに見える。
見た目にはかなりタイトめに見えるけど、気になるほどではなく、足の動きも全く気にならない。
ミズノのマルチポケットもそうだったように、メッシュポケットはウエストを締めることで、モノが落ちないようにする仕組みになっている。
同じくらいの体系で裾の長さが気になるならLサイズを買っても問題なさそう。

ポケットの揺れは気にならない

ウエストの伸縮によってポケットにスマホや栄養食を落ちないように保護するので、実際に履いてみると履いていない状態で、スマホ等を入れたときよりもかなりポケットの安定感が増す。
そのわりにウエストが苦しいとかはないので、長時間のレースでも十分に使えそう。

通常ポケットは便利

自分みたいな花粉症持ちのランナーはポケットティッシュが必須アイテム。
メッシュポケットよりも出し入れがしやすい、通常ポケットはポケットティッシュなどの重さをあまり感じないアイテムを入れるのがおすすめ。

ランニングでよく言われているのがポケットに物を入れると走りのバランスが崩れてしまう。たしかにスマホやジェルなんかは結構重さもあるので、体が偏ってしまいそうであるけれど、ポケットティッシュくらいだとそうそう気にならない。

高いけど買う価値はある

冷静に考えて、ランニングのハーフパンツに12,000円はどう考えても高い。
ただし、このパンツのおかげでウエストポーチを買う必要がなくなるし、走りやすさも格段に良くなる。
ウエストポーチ代を加えると意外と手の届く価格になるので、興味をもったら一度買ってみてほしい。
ノースフェイスが高く感じる人はもちろんミズノマルチポケットパンツもおすすめ。

MIZUNO/ミズノ マルチポケットパンツ 【ようやく見つけた最適解ランニングパンツ】