【100kmウォーク準備編】初挑戦で用意した持ち物・装備まとめ

100km。
フルマラソンの42.195kmでも途方もない距離に感じる今の自分にとって、この数字はまさに未知の領域だ。ウルトラマラソンやアルプスを縦断するようなトレイル大会は、もはや変人の世界に思える。

とはいえ、走るのではなく歩く「100kmウォーク」なら、一度くらい挑戦してみるのも面白そうだと思い、参加を決意。今回は11月に開催予定の「BIWAKO100キロウォーク」に出場することにした。

せっかくの機会なので、出場に向けて準備した持ち物や装備、そして挑戦前に考えているメンタル面もまとめておきたい。自分の備忘録として、そしてこれから100kmウォークに挑戦してみようと思っている人の参考になれば嬉しい。

100kmウォークに挑戦した理由

今回出場する「BIWAKO100キロウォーク」は、滋賀県で開催される長距離ウォーキングイベント。制限時間内に100kmを歩き切るという、まさに体力とメンタルの耐久戦だ。

歩くとはいえ、フルマラソンの倍以上。途中の夜間歩行や寒暖差にも対応する必要があり、走るのとはまた違う準備が求められる。やったことのないことに挑戦するというのは、やっぱりワクワクする。

100kmウォークに必要な基本装備

100kmウォークは、ランニングと違って荷物ゼロでは成立しない。
とはいえ、重たくなるのは避けたい。最低限の持ち物に絞りつつ、実際に用意したアイテムを紹介していく。

ランニングシューズ(長距離向けクッション重視)

100km_ウォーク_ブルックス16

ウォーキングシューズという選択肢もあるけど、普段はランニング中心の生活なので、ここはランシューで代用。
今回選んだのは「ブルックス ゴースト16」。
デザインとフィット感が気に入りすぎて、普段履きメインで使っていた一足だが、走行距離はまだ100km以下。ヒールカップがしっかりしていて、接地時のブレが少ない点も決め手の一つ。

アウトソールもそんなに減っている感じはない。

靴下(厚めでクッション性重視)

100km_ウォーク_靴下

100kmウォークでは、長時間の歩行で足裏や指先に疲労が溜まりやすい。そのため、ある程度の分厚さとクッション性がある靴下を選びたい。
今回はノースフェイスの「アンイーブン ドライ」をセレクト。
3足セットで販売されており、ノースフェイスにしては価格もわりとお手頃。普段使いでも愛用していて、履き心地の良さと吸湿性の高さがお気に入り。

服装(11月の夜間は防寒がカギ)

11月初旬の開催ということもあり、日中は晴れ間があれば半袖でも歩けそう。
ただし、メインとなる夜間は気温が下がるため、防寒対策は必須。

今回の装備はこんな感じ。

100km_ウォーク_服装

基本的には冬ランの格好をベースにする予定。寒くなってきたらネックウォーマーを装着し、必要に応じてカイロを使えば対応できるはず。

ライト(夜間は必須装備)

100km_ウォーク_ライト

今回出場する「BIWAKO100キロウォーク」では、夜間のライト点灯が義務付けられている。長時間の歩行になるため、電池容量や明るさも考慮して2つのライトを用意した。

  • Link-N(首掛け)
  • BLACKUBE(帽子装着)

首元で足元を照らすLink-Nと、目線方向を照らせるBLACKUBEの組み合わせは相性が良い。万が一の電池切れに備えて、2本持ちにしておくと安心。さらに、反射バンドやタスキなどの視認性アイテムを併用すれば、より安全性が高まる。

バックパック(容量とフィット感を重視)

今回持っていくのは、サロモンの「TRAIL 20」。
というか、これしか持っていない。しかも旧型。とはいえ、使用頻度は少なく、まだまだ現役。
20Lあれば補給食や防寒具、バッテリーなども十分入るはず。

ケア用品(擦れ対策は必須)

100km_ウォーク_ケア用品

100kmも歩いたことがないので、体のケア用品はできるだけ準備しておきたい。
おそらく一番気になりそうなのは、股擦れと靴擦れ。

  • 絆創膏
  • ワセリン

この2つがあれば、ひとまず安心。実際、長時間動くとどんなに気をつけても擦れは避けられので、早めのケアが大事になりそう。

補給・水分・電源まわりの準備

100kmウォークでは、体力はもちろんエネルギー管理もかなり重要。
途中で補給できる環境があっても、自分に合ったペースで摂れるように準備しておきたい。

補給食(食事提供+最低限の補助食)

100km_ウォーク_補給食

今回は7つのチェックポイントで食事の提供があるとのこと。
ある程度の補給食は想定したほうがいいと思ったけど、多すぎて荷物が重くなるのも嫌。そのため、持っていく補給食は「アミノバイタルジェル」と「えいようかん」の2つだけにする予定。

飲み物はソフトフラスクを2つ持参し、当日にスポーツドリンクと水を詰め替えて使う。最悪の場合でも、コース上には何軒かコンビニがあるので、必要に応じて補給すれば問題ないはず。

モバイルバッテリー(念のため携帯)

100km_ウォーク_モバイルバッテリー

充電が必要なのはスマホと時計くらい。
ガーミンでアクティビティを計測しなければ、特に困ることはないはず。
競技中にスマホを触る機会も少なく、ガーミンも普段は週5で走っても充電は1〜2回程度。

重さ195gは決して軽いとは言えない。とはいえ、何が起こるかわからない100km。
今回は家に眠っていたモバイルバッテリーを持っていくことにした。
正直、荷物が重くなるのは気が引けるけど、こればかりは保険として仕方ない。

メンタル面・心構え(最後は気持ちの勝負)

どれだけ準備をしても、100kmという距離はやはり未知。
体力や筋力よりも、最後にものを言うのはメンタルだと思う。

序盤は「まだ半分も残ってる」と焦らず、ペースを守って淡々と進む。中盤以降は脚の痛みや眠気との戦いになるだろうけど、そこで心が折れないように意識したい。

とくに重要なのは、「立ち止まる理由を作らないこと」。
痛みや疲れを理由に座ってしまうと、再スタートが一気にきつくなる。小さくてもいいから、一歩ずつ前へ進み続ける。

今回は初挑戦なので、まずは完歩を目標に。どんな状態でも、自分の足で最後まで歩ききりたい。

まとめ:100kmウォーク準備で意識したこと

100kmウォークの準備をしてきて思うのは、結局のところ「荷物を減らす」「想定外に備える」「ペースを守る」。
この3つを意識しておけば、たぶん何とかなる気がする。

荷物を減らせば動きやすくなるし、想定外に備えておけば焦らずに済む。あとは、無理をせず淡々と進むこと。

そして、どんなに装備を整えても、最後は自分の体と気持ち次第。だからこそ、当日だけじゃなく、準備の段階から長丁場を想定した動き方をしておきたい。

で、最後は楽しんでゴールできたら最高!

最後までお付き合いいただき感謝。これからも気が向いたらのぞいてくれると嬉しい。

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