【エアロフィット・アクティブ】呼吸改善で心肺を強化

最近はランニングにあまり重きを置いていなくて、少し運動不足気味な気もする。でも最低限の体力は維持したい。
そんなことを思っていた時に出会ったのが、手のひらサイズでお手軽にエクササイズ可能なガジェット、エアロフィット・アクティブ。

日常生活で誰もが行ない、最も重要な要素といっても過言ではない「呼吸」に負荷をかけていくというスタイル。
今回はエアロフィット・アクティブに紹介と1週間使用した感想も含めて記事にしていきたい。

エアロフィット・アクティブとは

まずは、聞いたことがありそうであまりなさそうなエアロフィット・アクティブについて簡単に説明していく。

製造国:デンマーク
サイズ:本体(幅 7.7cm 長さ7cm 厚さ2.7cm)
重量:45g(本体:マウスピース含む)

北欧のデンマーク産のメーカーで「毎日5分おうちで肺を鍛えよう」というキャッチコピーで商品展開されている。

単純に息を吸って、吐いて、止めてを繰り返すだけなんだけど、専用アプリでは様々なトレーニングメニューが用意されていて、呼吸筋を鍛えることによって運動不足の方はもちろんアスリートまで誰でも効果が期待できる。

呼吸筋と鍛えるとどうなる

そもそも自分も聞いたことがなかったんだけど、呼吸筋というのは、肺を覆う胸部の筋や横隔膜など総じて20種類以上のことを総称して呼吸筋と呼んでいるらしい。
まあよくわからないので、単純に呼吸を鍛えて肺を強くするという認識で間違ってはなさそう。

エアロフィット・アクティブで呼吸筋を鍛えて期待できる効果は2つ

肺活量の向上

個人的にも慢性的な鼻炎を患っているので、季節によっては呼吸が浅いと感じることも多い。
呼吸を意識して行なうことってほぼなくて、エアロフィット・アクティブを使用して毎日トレーニングをするだけでも呼吸が整い、息切れを防ぎ日常生活の質も向上することが期待できる。

インナーマッスルの強化

関係あるかはわからないけど、咳が止まらない時に腹筋が痛くなったことを経験した人は少なくないはず。
口から息を吸ったり吐いたりするだけでも案外身体中のあらゆる筋肉は使われている。呼吸の質を上げると見た目の筋肉ではなく、体の中の筋肉、つまりは数年前から大事とされているインナーマッスルの強化にもつながる。

エアロフィット・アクティブの使い方

使い方はとても簡単でin側(吸い込み口)のアルファベットとout側(吐き出し口)の数字を調整して吸って吐いてを繰り返していくという流れ。

in:A~F
out:1~6

組み合わせによって、強度が違い最大36パターンのトレーニングが可能となっている。

アプリを使えばさらにバリエーションアップ

吸って吐いてを繰り返すだけでも十分なトレーニングにはなるんだけど、専用アプリを使えば様々なアプローチからのトレーニングを紹介してくれ、継続という意味でも重要な役目を果たしてくれる。

実際に使ってみた

ここからは実際に1週間どのように使ったのか経過を報告していく。

1日目

A-1でマニュアルに記載のあった推奨回数の30回ほど
口で深呼吸を繰り返すので、確かに効果はありそう。
説明書にもめまいがする際は、横になって休憩するようにとあったが。確かにもう少しするとくらくらになりそうな気がした。ということは体に負荷がかかってるとも言える。

2日目

朝に5kmランニング
最近はあんまり走ってないので、前日の効果は不明。

アプリの存在を知り早速ダウンロード

エアロフィットアクティブは電子機器ではないので、Bluetoothで接続することはできない。
上位モデルのエアロフィットプロ2.0だとBluetooth接続が可能みたい。
プロフィールを一通り入力し登録完了。
メニューが表示され A1が8回、B2を16回こなす。
B2のキツさは今回はあまりわからず。
昨日よりも多くトレーニングしたせいか、腹筋あたりが少々疲れ気味な感覚に。

3日目

アプリを使ってのトレーニング
B1で吸って吐いてを10回繰り返し
続いては A1にてフルパワーで吸ってゆっくり吐くを30回。トータルで7分ほどしたので、終わった後は少しふらふら。終わったあとの感じは使い始めてからほぼ一緒。
今回はINをBから行ったのでAの方が若干楽に感じ、前日との違いがわかった。

4日目

アプリトレーニング3日目
メニューが2種類あって、朝晩こなすことに気づく。
でも朝晩やるのは面倒なので、このままメニューを2回一気にやっていくことにする。
だいぶ慣れてきたのか少しずつ楽になってきたような。
日常の呼吸がだんだん大きくなってような、気もする。

5日目

流石に慣れてきたのかトレーニングのキツさはあまり感じない。でも強度はまだまだ低めなので今後どうなっていくのか興味深い。

6日目

夕方に8kmラン
4日ぶりのランニングだったけど、寒い気候のおかげか比較的軽快に走れた。プラセボかもしれないけど、以前よりも呼吸が大きくなっている気がする。走りが楽になったというわけではないが呼吸は重要な要素なので今後に期待したい。

7日目

昨日に引き続いて2日連続ラン。距離は5kmと少し。
連日のランは久々で昨日の疲れはあまり感じず、いつもより少しオーバーペースに。でも飛ばしすぎたせいか徐々にペースダウン。まあそんなもんかなといったところ。

一週間使って感じたこと

呼吸しているなと感じることが多くなった

普段何気なくしている呼吸だけど、エアロフィットでトレーニングするようになってから、息しているなと感じることが多くなった気がする。
さらにその呼吸一つをとっても結構深く息を吸って吐いていて、体も良い反応が出てきている。
また、この時期は秋花粉と冬のアレルギーで鼻が詰まり気味になるけど、例年に比べてマシな気もする。これは医学的なことなのでエアロフィットは関係なさそうだけど、日常の呼吸が変わったのは、間違いなくエアロフィットの効果だと思う。

睡眠が深くなった

呼吸が良くなったということで、それに連携してか睡眠の質も向上した。
寝ている時にも呼吸は当然無意識にしている。
その呼吸が深くなったことによってより深い眠りに落ちていき、途中で目が覚めることも減り、朝の不快感も幾分軽減されたように感じる。
睡眠の質だけで、その日の気分や感じ方が全然違ってくるので、個人的にこれが一番よかった。

エアロフィットの面倒な点

呼吸を繰り返すだけでトレーニングができる簡単エクササイズだけど、めんどくさがり屋の現代人にとっては、この作業中ですら面倒だと思うことはいくつか出てきてしまう。

メニューによってはしんどい

アプリを使ったトレーニングだと「一日5分の簡単エクササイズ」というキャッチコピーなのに、実際は約7分くらいのトレーニングメニューが設定されている。
たった2分だけど、この2分が気持ち的にしんどく感じる日もあった。

また、7日中2日くらいしんどいメニューがあった。

1.息を吸って
2.息を吐いて
3.息を止めて

この3工程を30回も繰り返すというメニュー。
あえてアプリの表示を見ずに音声だけを聞きひたすらにこなしていかないとなかなかしんどかった。

衛生面が気になる

呼吸を繰り返すだけで唾液がマウスピースやエアロフィット本体に溜まっている。
面倒ではあるけれど、放っておいては汚れていく。
使用ごとにマウスピースを取り外して本体ごと水洗い、一週間に1回程度食器用洗剤で洗うのが推奨されているので、自分もそうしている。

それでも衛生面が気になるという人はマウスピース単体でも手に入れることができるので、合わせて購入するのがおすすめ。

アプリが最初は外国語表記

デンマークで作られている方当たり前なのかもしれないけど、アプリの初期言語が日本語で
はないので、最初はかなり戸惑った。
でもありがたいことに設定で日本語に変更できるので、ダウンロードした際はすぐに変更をおすすめする。

継続すれば効果は実感できる

使い始めて約1週間経ったけど、個人的には思っていた以上の効果を実感できた。
あまり負荷をかけて行なっていないので、日課にしているランニングへの影響はあまり感じなかったけど、工夫次第ではランニングにも十分つながる効果を期待できそう。

強度を調節できるので、普段運動をしない人もアスリート並みに運動をする人にとってもやり方ひとつで、自身をレベルアップさせてくれるガジェットだ。