【ポイントばらまき】6ヶ月使って感じた楽天モバイルをレビュー

実は2年前にも使っていた楽天モバイル。再び使い始めたきっかけは、2024年に入ってからの「ばら撒きキャンペーン」。三木谷社長のリンクから申し込むと14,000ポイントがもらえるという内容で、あまりのインパクトに「もう一度使ってみるか」と思わせてくれた。
楽天モバイルは赤字続きで楽天グループ全体の足を引っ張っているけど、楽天経済圏で生活している自分としては応援したい気持ちもあって、再契約することにした。

ということで、乗り換えてから6ヶ月経った楽天モバイルの感想をまとめていきたい。なお、2025年もキャンペーンは継続中だ。

楽天モバイルって本当に安い?

楽天モバイル_料金

楽天モバイルの月額料金はいたってシンプルでデータ通信量に応じて料金が変わるという変動プラン。最大でも3,168円(税込)と他社と比較してもかなり安い。

20GBを超えても無制限で使い続けられるというマジでヤバすぎる料金設定だ。

楽天モバイルは普通につながる

まず「楽天モバイルはつながりにくい」とよく言われるが、実際はそんなことはない。普通につながるし、速度もそこそこ出ているというのがユーザー側の実感だ。実際にイオンやショッピングモールの携帯イベントスタッフに聞いてみても、最近はむしろahamo、つまりdocomoの方がつながりにくいという声もあるらしい。

とはいえ、楽天モバイルの状況が楽観的というわけでもない。3大キャリアに比べると不利な立場にあり、プラチナバンドを獲得したとはいえ周波数は別物。これから基地局を新たに整備していく必要があり、まだまだ厳しい環境が続きそうだ。

お金はかかるものの何とか基地局を増やして改善を期待したい。

楽天モバイルのエリアカバー率

楽天モバイル_エリア2024

楽天モバイルのエリアカバー率は現在99.9%とされており、日本中ほぼどこでもつながるようになった。
とはいえ、プラチナバンドについてはまだ基地局が少なく、都心ですら十分にカバーできていないのが現状だ。

2024年度中には一定の整備が完了する予定で、2025年以降は地方や郊外にも順次対応していくという。地方在住の自分としては、一日でも早い改善を期待したい。

楽天モバイルのメリット

ポイントが貯まる

楽天経済圏で生きているうえで見逃せないのが楽天ポイントだ。ポイント戦争が真っ只中の現代において、汎用性はおそらくナンバーワンで利用できる店舗も一番多い。楽天ペイを使えば全国のコンビニ・ドラッグストア・ファミレス等の日常に溶け込んだお店で使用できるのが大きな魅力の一つ。

その楽天ポイントが楽天モバイルを利用するだけで、通常の楽天ポイントとは別に4倍分多く獲得することができる。
※上限は2000ポイント(月間)付与月から翌々月末までの期間限定ポイント

10,000円(税抜)の買い物で400ポイント獲得

毎月楽天市場で5万円の買い物をしている人は、さらに2,000ポイントを獲得できる仕組みになっている。しかも楽天モバイルの支払いには楽天ポイントが使えるため、データ容量20GB(税込2,178円)までの利用なら実質178円で使える計算だ。

楽天市場での平均購入額は公表されていないので、どれくらいの人が恩恵を受けられるかは不明だが、楽天ヘビーユーザーなら覚えておいて損はないだろう。

Rakuten Link(楽天リンク)アプリでかけ放題

ポイントが多くもらえるのは楽天経済圏だから当然と思うかもしれない。だが、楽天モバイルの強みはそれだけじゃない。Rakuten Link(楽天リンク)アプリを使えば通話がかけ放題になる。これがとにかく便利だ。
今どきはLINE電話で済ませる人も多いが、お店や会社、学校などSNS以外で電話が必要な場面は必ずある。そんなときに数百円とはいえ通話料を取られるのは、無料に慣れた身には馬鹿らしく感じてしまう。
他社では通話かけ放題をオプションで付けると+1,000円前後かかることも多いが、Rakuten Linkなら無料。これだけでも十分に価値がある。

データ通信も無制限

電話のかけ放題に続いてデータ通信も無制限で利用できてしまう。しかもどれだけ使ってもなんと!税込3,168円!!安すぎる。他社だとある程度の一定の通信量を超えると速度制限が入るけど、それもなし。ヘビーユーザーだと3日で100GB使うと制限がかかるということもない。しかも速度も悪くない。

4大キャリア一の安さ

楽天が3大キャリアに肩を並べられているかといえば、契約数や基地局数からみてもまだまだ及ばないけど、3大キャリアの牙城を崩してほしいという期待を込めて、ここでは4大キャリアと表現させてもらう。

3大キャリアの月額料金は非常に複雑でスタッフさんですら理解しているのかわからないレベルで意味不明。ホームページとか確認してみても結局いくらになるのかわからない。

使い放題プランだと
docomo、au、SoftBankがだいたい約7,300円。
楽天モバイルだと3,278円(税込)

これだけでも約4,000円も楽天モバイルが安い。しかも通話料無料。

各社サブブランドだと20GBまでで3,000円(税込)とか色々あるけど、契約内容が複雑だったり、光回線や電気契約が必要だったりと、いろいろややこしい。マジで携帯会社は複雑な仕組みを利用して、いかにお得かというのをアピールしてくる。

その点、楽天モバイルは料金プランもシンプルでわかりやすい。

ファミリープランもある

楽天モバイル_家族割

さらに楽天モバイルにはファミリープランがあり、基本料金から毎月100円引きになる。たかが100円でも年間1,200円、5年で6,000円。塵も積もればで、申し込むだけでお得になるサービスだ。

しかもファミリープランの定義はゆるく、親戚や同棲パートナー、事実婚、離れて暮らす家族でも対象になる。楽天モバイルでグループを作成し、メンバーを追加・認証するだけで割引が適用される仕組みだ。

海外ローミングは2GB

楽天モバイルは海外でも通信が可能になっている。
現在では約70国で使用可能で、特に何をするわけでもなく使用可能だ。短期の旅行なら動画を頻繫にみない限りは2GBで乗り切れるから、海外旅行にも強い味方になってくれる。しかも日本での使用とは別枠の扱いになるのもいい。

楽天モバイルのデメリット

電波が不安定な地域や場所がある

繋がりやすくなったとはいえ、急につながりにくくなることもたまに見受けられる。特に個人的に気になるのが建物の中で、電波があまり良くない地域で建物の中に入ると途端に圏外になることもある。やはり他社に比べるとまだまだ帯域幅が狭く、新たに割り当てられるのを待つしかない。思えばSoftbankも最初のころはつながりにくいと言われていた。国が早く動き出してくれることを期待したい。

対策としては、

  • Wi-Fiに接続する
  • サブ機として利用する
  • 楽天モバイルに申請する
  • Rakuten Casaを設置

4のRakuten Casa設置については、楽天が無料で貸し出してくれる機材でルーターに差し込むと楽天回線エリアを作り出す、屋内専用の小型基地局みたいなもの。ただし、貸し出してもらうには楽天光の契約も必要でそこがネック。

5Gの対応は他社に比べて遅れている

楽天モバイル_5g

5Gエリアは他社と比べてもどうしても狭い。基地局数が圧倒的に少なく、増設は進んでいるものの時間はかかりそうだ。

とはいえ、体感では4Gと5Gの差はそれほどなく、日常使いで困ることはほとんどない。むしろ大事なのは繋がるかどうかだ。

楽天も手をこまねいているわけではなく、子会社「楽天シンフォニー」を設立してネットワークインフラ改善に取り組んでいる。今後の展開に期待したい。

楽天グループ株を100株持つとお得かも

楽天グループの株は赤字続きで配当もないけど、実は株主優待があったりする。

2023年12月末時点で保有していた人には、「楽天モバイル(音声+データ通信30GB)」が1年間無料になるという、破格の株主優待が届いた。

楽天モバイルを1年無料で使えるってことは、月3,000円×12ヶ月で約36,000円分の優待を受けられたってことになる。

このときの株価は1株600円前後。100株なら約60,000円の投資で、優待利回りにすると実質60%。やばすぎる。

もちろん、今年も同じ株主優待があるとは限らない。けど、自分はそんな淡い期待と、楽天を応援したい気持ちを込めて、2月に100株買ってみた。来年もあの“やばすぎる”優待が来ることを、ちょっとだけ期待してる。(※2025年も同じ優待ありました)

サブ回線で使うのも全然あり

最近はデュアルSIM対応のスマホが当たり前になってきてるから、楽天モバイルがちょっと不安って人も、まずはサブ回線として試してみてほしい。

3GBまでなら通話し放題で、月額たったの税込968円。しかもeSIMにも対応してるから、わざわざSIMカード差し替える必要もなし。

切り替えもサクッとできるし、今使ってるお気に入りの通信会社と組み合わせれば、自分だけの「最強回線」が完成する。これはけっこうアリ思う。

実はキャンペーンはまだ継続中

実はあまり知られていないが、三木谷社長のリンク経由で申し込むと14000ポイントがもらえるキャンペーンは、現在も継続中。以前は10回線まで申し込み可能だったが、現在は5回線に制限されている。それでも内容としてはまだまだ破格だ。

たとえば、月3,168円の使い放題プランを選んだ場合でも、ポイントを差し引けば実質4ヶ月分が無料になる計算。

楽天モバイルを試してみるには十分すぎる内容といえる。

さらに、3GBまでのプランであれば月額968円で電話かけ放題。1年使っても黒字になるのは確実。まずはお試し感覚で始めるにはうってつけのプランだ。

ちなみに三木谷社長のリンクから入らないと14000ポイントはもらえないからそこだけは注意してほしい。