趣味としてランニングをおすすめしたい理由

趣味を持つことは、人生を豊かにしてくれる。中でもランニングは、手軽に始められて、身体にも心にもいい影響を与えてくれる最強の趣味だと思っている。ここでは、ランニング歴1年半ほどの自分が実際に感じた効果をまとめていく。

ストレスの発散に最適

初心者ランナーが10キロ50分切り達成するためにしたこと_シューズ_ジャパン9

まず、一番実感しているのがメンタル面への影響。走ることって本当に気持ちがいい。正直、早朝起きて「あ〜今日ダルいな」って思うことも多いけど、10分も走れば不思議と体が軽くなってきて、自然と心も前向きになっていく。朝日に照らされながら、風を感じて走ると、頭がスッキリしてモヤモヤが吹き飛ぶ感覚になる。

ランニング中には「セロトニン」という幸福ホルモンが分泌されるらしく、心の安定にもつながる。気分が沈んでる時やイライラする時にこそ走ってみてほしい。走る前と走った後では、まるで別人のように気分が変わる。

※ちなみに注意点として、就寝3時間前までには走り終えるのがおすすめ。寝る直前に走ると交感神経が刺激されて寝つきが悪くなってしまうので要注意。

体調面のポジティブな変化

ランニングを始めてから、驚くほど風邪をひかなくなった。もちろんマスク習慣の影響もあるかもしれないけど、それを差し引いても体調は良くなったと実感している。

走ることで基礎体力が上がり、筋肉がついて基礎代謝もアップ。免疫力が上がったんじゃないかと思っている。実際、知り合いのランナーたちも「風邪ひかなくなった」と口をそろえて言っていた。

それに体力も明らかに向上している。以前は1km歩くだけで疲れていたのに、今では5km、10kmの距離も無理なくこなせるようになった。「この距離なら何分で行けるか」とか、移動時間もランナー目線で考えるようになった。

生活習慣が整ってくる

ランニングを習慣にすることで、生活リズムが自然と整ってくる。

たとえば、朝ランを続けていると、自然と早起きが習慣化する。夜更かしが減って、睡眠時間も安定。走ることで体が疲れるから、ぐっすり眠れるという好循環ができる。

さらに、食事にも意識が向くようになった。コンビニ飯やジャンクフードばかりだった自分が、タンパク質やカロリーを気にしてバランスの良い食事を取ろうとするようになった。

  • タンパク質の目安:体重×1g
  • カロリーの目安:1日2000kcal(活動量による)

走るために体を整える意識が生まれたのは大きな変化。

お酒との付き合い方も変わった

ランニングを始めてから、お酒との距離感も自然と変わった。特に朝ランをするようになると、前日の飲酒が翌朝のパフォーマンスに直結することに気づく。

以前は週4〜5日飲んでいたが、今では週2〜3回にまで減少。月単位で見れば、休肝日は月の半分以上になった。

お酒を控えるようになってからは、睡眠の質も上がった気がする。深く眠れるようになったおかげで、朝もすっきり目が覚める。さらにというか、当然酒の消費量が減ったことによって、節約にもつながっている。健康になって、お金も増える。いいことだらけかも。

今でも飲み会のような場では楽しむけれど、日常では「走るために飲まない」選択ができるようになったのは大きな変化だ。

ダイエット効果もじわじわ効いてくる

正直、ランニングを始めた一番のきっかけは「痩せたい」という理由だった。
半年間で約5kgの減量に成功し、

168cm、67kg → 62kg → 現在は60kg台前半をキープしている。

ただし、体重が落ち始めたのは走り始めて数ヶ月経ってから。食事制限は一切せず、あくまでランニングのみでの変化だ。だからこそ、「ランニング=すぐ痩せる」という期待はしない方がいい。
ただ、目に見えないところでの変化は確実にある。筋肉がつき、代謝が上がることで「太りにくい体」に変わっていく。その結果、体脂肪率は23%から15%まで落ちた。
とはいえ、見た目の引き締まりという点では筋トレも並行した方が効果的。腹筋や上半身はまだまだ頼りないので、今後はランニングと筋トレの両立を目指したい。

まとめ:ランニングは人生を変える趣味になりうる

ここまで書いた内容はあくまで個人的な体験談。でも、ランニングを習慣化できたのはこれが初めてで、それだけでも大きな自信になっている。

無理して走る必要はないし、走る気がしない日は休めばいい。義務感ではなく、楽しんで続けることが一番大事。

気づけば「走らないと逆に気持ち悪い」と思うくらい、生活の一部になっている。走ることで得られる変化は、思っている以上にたくさんある。だから、趣味を探している人にはぜひランニングをすすめたい。

きっと、新しい自分に出会えるはず。