【大会レポート】〜宇治川マラソン〜激坂コースでPB達成

昨シーズンは一度もマラソン大会に出場していなかったので、一昨シーズン以来のハーフマラソンに出場してきました。3月9日のびわ湖マラソンに向けて2週間前の調整的な位置づけです。

想像以上の激坂コースに気持ちも足も心肺もやられましたが、目標タイムは無事にクリアすることができました。
久しぶりのハーフマラソン大会を今回は振り返っていきます。
大会が終わって3週間以上が経過してしまいましたが、個人的な備忘録と今後宇治川マラソンに挑戦される方の参考になればという思いで、振り返り記事を書いていきます。
※写真が全く撮れておらず、文字メインになっていますので、予めご了承くださいませ。

宇治川マラソンとは

お茶や10円玉でもおなじみの世界遺産「平等院鳳凰堂」がある、京都府宇治市で開催されるハーフマラソン大会。
2025年で39回を数え、宇治川や宇治市の歴史ある市街地が楽しめるのが主な特徴です。

JR宇治駅から約2kmほどに位置する、巨大公園「京都府立山城総合運動公園(通称:太陽が丘)」を発着点とし、宇治市の最大の冬のスポーツイベントとなっています。

アクセス

各路線の最寄り駅からは距離があるため、路線バスの利用を推奨されています。

【最寄り駅】
・京阪宇治駅
・JR宇治駅
・近鉄大久保駅

会場となる山城総合運動公園(太陽が丘)は各駅から最低でも2km以上離れていて、決してアクセスがいいとは言えないですが、公園の駐車場も多く車で行くことも可能です。ただし、先着順に埋まっていくので、少々早く行く必要はあります。

自分はJR宇治駅から2kmの距離をウォーミングアップと節約も兼ねて、徒歩で移動しました。時間にして30分ほどだったので、良い準備運動になったと思います。

大会スケジュール

参加賞引換所   8:20~9:00 (体育館前)
出発式      9:40~9:55 (中央広場)
スタート    ハーフの部 10:15
        10kmの部  10:15
        5kmの部  10:10 [周回コース]  

参加賞の引き換えがスタート1時間以上前の9時となっていて、参加賞を受け取るために9時までに到着しました。

ちなみに参加賞はTシャツです。
要らなければ受け取らなければいいのですが、せっかく参加賞を払っているという貧乏論で受け取ることに。アスリートビブスと一緒に事前に送ってくれたほうが個人的には嬉しいです。

大会ゲストは「千葉真子」さん

宇治市出身の宇治市観光大使の「千葉真子」さんがゲストランナーとして、出発式でご挨拶をされていました。現役時と変わらぬ元気いっぱいの挨拶でランナーからは温かい拍手が送られていました。

今回は10kmの部を走られたようで、ハーフマラソンに出場した自分は走っている姿は見れなかったです。

ポイントは大きく分けて3つ

※公式サイトより

ここからは、マラソン大会に出場するなら簡単なコースマップくらいは頭に入れといたほうが良いと思う3つポイントをおさらいします。

  • スタート〜3kmの下り
  • 15km地点の激坂
  • ラスト2kmの上り坂

基本的にフラットな道はなく常にアップダウンしているコースでしんどいけど、この3点というよりも上り坂2点だけは覚悟しておいたほうが、レースがグッと楽にはならないけど、気持ちの準備はできます。

レース会場へ

まずは着替え

会場に到着するとまずは、参加賞と引換券と交換し、更衣室で着替えます。
着替えは太陽が丘プールの更衣室で行ないました。コインロッカーに預けるので100円の硬貨が必要になるので、予め用意しておくことをおすすめします。ロッカーのサイズは一般的なシューズと着替えくらいだったら十分に入ります。荷物が多い人は複数使う必要がありそうです。

着替えが終わってからスタートまで1時間以上あったため、今回は寒さ対策としてレインコートを持っていきました。

ゴール地点の陸上競技場が開放されているので、アップをする場合はトラックで行ないます。

スタート地点に整列

出発式が終わるといよいよスタート地点に整列です。参加人数もそれほど、多いわけではないので、スタート順は早いもの勝ち。かといって、優勝を目指すわけでもなければどこからでも大丈夫です。ですが、スタートしてすぐに激下りをするので、走力に自信のない場合はある程度後列に並んだほうが無難かと思います。

トイレも施設内に十分あるので、早めに済ませておけば全く問題ありませんでした。

一点気になったのは、10kmとハーフのスタートが同時刻だったことです。明らかにペースが違うと思うので、できれば5分〜10分ずらすだけでも双方のランナーにとって良さそうです。

レース振り返り

〜2km

スタートしてすぐに1つ目のポイント激下りです。100mの高低差を約2kmかけて下り続けます。間違いなく勝手にスピードが出てしまうので、無理かもしれないですが極力オーバーペースにならないように気をつける必要があります。自分は目標ペースの15秒程度なら仕方がないという気持ちで突っ走りました。

〜5km

宇治橋通りの茶師屋敷などの風情ある街並みを走り抜け、平等院を通り過ぎるとようやく1つ目の給水所があります。
ここでようやく寒さ対策として着用していたレインコートを脱ぎ捨てます。ほんの数百グラムですが、羽が生えたような軽さを感じました。

〜中間

宇治川沿いを天ヶ瀬ダム手前の橋で旋回し宇治上神社を眺めるようにひた走ります。このあたりも石畳を走りながら風情を感じました。
ここを通り過ぎると中間地点まで、坂の連続です。京滋バイパスを見下ろしながら、中間地点手前で2回目の給水ポイント。ただ、坂の手前での給水だったので、飲むのも一苦労でした。

〜15km

中間地点を折り返すと再びすぐに給水ポイント。さきほどの反対側で今度は下りながら給水です。もうお気づきかもしれないですが4つある給水ポイントは往復で同じ場所に設置されていて、実質2箇所になっています。なので、給水ポイントのバランスが少し微妙でした。

再び京滋バイパスを見下ろしながら11km地点で激坂が現れます。ただし、これはポイントに上げたものとは違うので要注意です。
坂を登り終え、再びアップダウンを繰り返していると、ようやく2つ目のポイントの激坂がやってきます。

傾斜は1つ目の坂と同じくらいですが、長さが倍くらいあります。
正直ここが一番辛かった…
というのも、自分自身アップダウンコースというのはわかってたのですが、最初と最後の坂だけ気をつけようと思っていました。事前にこの坂をわかっているだけでも、気持ちの面でだいぶ変わってくるはずです。

歩いている人もチラホラみかけ、つられて歩いてしまいそうになる気持ちを我慢します。

「歩いたらペースは戻らない」

そんなことはないかもしれませんが、そう自分に言い聞かせます。

〜20km再び激上り坂

2つ目のポイントを攻略すると下り基調になり、再びペースアップします。宇治川沿いを気持ちよく走りますが、あらゆる坂を上り下りしたせいで、体は満身創痍でした。
最後の給水ポイントを過ぎるとクライマックスの約2kmにも及ぶ激坂が待ち構えています。

ここは、もう気力で登り切るほかなかったです。
15km地点と同じく、

「歩いたらペースは戻らない」

と絶対に歩かないという強い気持ちで駆け抜けました。

ゴール

長い長い坂を上りきるとようやく陸上競技場がみえゴールです。

最後の最後にようやく平坦な道を走れた、という気持ちでゴールしました。
終わってから思ったのは「想像の倍以上しんどかった」です。

宇治川マラソンは覚悟がいる大会だということを思い知らされました。

タイムは見事PBの1時間42分37秒

記録はネットタイムで1時間42分37秒とこれまでの自己記録1時間44分5秒を約1分30秒縮めることができました。正直、記録は狙ってなかったし、ましてやこんなアップダウンの激しいコースでベストが出るなんて想像していなかったので、めちゃくちゃ嬉しかったです。

次はアップダウン優しめのコースでハーフマラソンを走りたいですね。

走り終えた感想

激坂過ぎて疲労度がやばい

まずは、何と言ってもアップダウンです。ずっと上がったり下がったりしているので、平坦なコースを走った記憶がほとんどありません。むしろちょっとした傾斜なら、平坦な道を走っているんじゃないかと錯覚するくらいです。
今まで出場した大会でNo.1の激坂コースでした。

走り終えたあとの疲労度は無酸素運動をしたときくらいしんどかったです。
「もうこのコース走りたくない」と思っちゃいました。

足裏にダメージが

過去のフルマラソンや普段のロングランで、つま先に水ぶくれができても足裏にできることはなかったのですが、宇治川マラソンを走り終えると親指の付け根辺りにできていました。

シューズのサイズが合ってないということななさそうなので、おそらく下り坂での着地時にブレが生じてできたかと思います。

茶そばが美味しかった

走り終えると水やポカリに飴が配られていました。
その中でも茶そばが暖かくてダントツで美味しかったです。
数量制限もなさそうだったので、2杯ほどいただいてしまいました。

走力を上げたい人におすすめ

宇治川マラソンは確実にマラソンレベルを上げてくれる大会だと感じました。
走力を上げる術でもよく坂道ダッシュが紹介されていますが、起伏の激しいこのコースは坂の練習にも距離を踏む練習にもあり、走り切ることでレベルが上がるといっても良いと思います。

開催時期も2月中旬なので、3月のフルマラソン前の練習にも、フルは終わったけど、あと1回大会に出たいという方にもおすすめです。

ランニングアイテム紹介

最後に今大会に使用したアイテムを一通り紹介します。

ノースフェイス スワローテイルキャップ

軽量でドライな触り心地が特徴のランニングキャップです。
通気性もよく年中愛用しています。

UVEX スポーツサングラス

ドイツメーカーのスポーツサングラスです。
しっかりした作りですが、かけていても重さは気になりません。個人的には偏光レンズで目を紫外線から守ってくれます。

ミレー アンダーウェア ドライナミック メッシュ ノースリーブ

シャツのインナーに寒さと汗対策として着用しました。汗にを吸い取って、お腹の冷えを押さてくれます。1枚で着るのは無理ですが、インナーとしては最高の一着です。

ノースフェイス ショートスリーブGTDメランジクルー

優れた吸水速乾で着心地も良かったです。また、見頃部分が立体裁断で動きやすく軽量な作りでフルマラソンでも十分に使えるアイテムでした。ノースフェイスは少々高いけど、品質は間違いないです。

OLENO(オレノ) アームスリーブ メリノウール

寒さ対策として、スタートからアームスリーブを着用しました。メリノウールという軽量ながらも保温性に優れた素材で寒さを凌ぐのに大活躍してくれました。日中は日差しもあって、多少は暑さも感じましたが下に下げることで全く邪魔には感じなかったです。

ノース・フェイス エンデュランスボクサーショーツ

以前はCW‐Xのボクサーパンツを使用したいましたが、丈が短く股擦れが気になったため、奮発してノースフェイスのボクサーショーツを使用しました。丈の長さも絶妙でフィット感もあって、履いているのが気にならないくらい快適でした。

ノースフェイス エンデュリスレーシングショーツ

もはやランナーの中でも多くの人が履いている、マルチポケットパンツ。その中でも個人的にはノースフェイスのエンデュリスレーシングショーツが気に入っていて、軽さと素材が個人的には好みです。かれこれ3年くらい使用しているので、そろそろ買い替えを検討中。

Feetures(フィーチャーズ) ELITE LIGHT CUSHION QUARTER

最近気に入っている、フィーチャーズのランニングソックス。何と言ってもフィット感と分厚さが好きで、もう一足買い足そうか本気で考えています。でも、ソックスに2500円はやはり高い。ランニングはお金がかかります。

アシックス マジックスピード4

今季出場した、10km、ハーフ、フルのすべての大会で使用した、自分の本命シューズです。サブ3.5〜サブ4のランナーではS4YOGIRIについで多く見かけました。カーボンプレート搭載でフィット感や造りもしっかりしている中で、それなりに軽さもあってまさにカーボン初心者にはうってつけのシューズです。

アミノサウルスジェル 01/02

ハーフマラソンですが、エネルギー切れを言い訳にしたくないので、ジェルを2本持っていきました。
8km地点で01、16km地点で02を摂取し力を出し切れたと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
これからも当ブログをあたたかく見守っていただけると嬉しいです。