以前使っていたCW-Xのスポーツショーツは、快適性は抜群だった。
ただ、丈が短いのがどうにもネック。
丈が短いと股擦れが起きやすくて、フルマラソンや長時間の運動ではストレスが溜まりがちだった。
そこで、フルマラソン用に丈の長いボクサーパンツを探していたときに見つけたのが、今回紹介するノースフェイスのアイテム。
価格はそこそこ張るけど、年に1回のフルマラソンで後悔したくなかったから、思い切って購入してみた。
結果、めちゃくちゃ良くて、フルマラソンも無事自己ベスト達成。
簡単に詳しくレビューしていく。

X(エックス)では日々のランニングを中心につぶやいています。
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エンデュランスボクサーショーツって何者?

今回紹介するボクサーパンツの正式名称は「エンデュランスボクサーショーツ」。
THE NORTH FACEらしく、名前からしてやたら本気度が高い。
長ったらしくて覚えにくいけど、ノースフェイスのパンツにも本気で挑んでくる。
機能面の特徴は以下の3つ:
- 皮膚擦れ防止
- 吸汗速乾
- 抗菌防臭
自分にとって一番の購入動機は、もちろん皮膚擦れ防止。
長距離を走るランナーにとって、インナーの快適性って意外と重要で、ここがストレスだと走りそのものがしんどくなる。
このボクサーパンツはとにかく生地が柔らかくて、肌当たりがやさしい。
縫い目もフラット仕様で、擦れにくさへのこだわりを感じる。
丈はやや長めのロングタイプ。脚の付け根までしっかり覆ってくれるから、太もも内側の摩擦も起きにくい。
通気性も良くて、汗をかいてもベタつきにくいし、走ってる最中も気にならない。
用途としてはトレーニングやランニングはもちろん、登山やアウトドアにも向いてる。
正直、快適すぎて普段使いにしてもいいレベル。毎日は無理でも、ここぞという日に履きたくなるパンツだと思う。
実際に使ってみた感想

びわ湖マラソンで実際に着用して走ったけど、まさに快適の一言。
スタートからゴールまで、股擦れが気になることは一切なかったし、レース後に何かトラブルが起きることもなかった。
とくに30km以降、太もも内側の摩擦でいつもヒヤヒヤしてたけど、今回はそれがゼロ。
暑くなってきた後半も、生地がまとわりついたり蒸れたりする感じがなくて、パンツの存在を忘れて走れてた。
普段のジョグやポイント練習でも何度か使ってるけど、どんな場面でも安定して快適。
ピッタリしすぎないけどフィット感は良好で、ズレることもないし、締めつけ感もほとんどない。
正直、パンツにここまで感動すると思ってなかった。
1枚4,000円台ってなかなか手が出しにくい価格ではあるけど、走り終えたあとに「今日も擦れてない」って安心できる感覚には、それだけの価値があると思ってる。
あんまり頻繁に買えるもんじゃないけど、できればもう1〜2枚買い足して、ローテーションに入れたいレベルのアイテムやと思う。
CW-Xのスポーツショーツとの比較

もともと使っていたCW-Xのスポーツショーツは、フィット感と動きやすさの面ではかなり優秀。
軽くて汗の抜けもよく、夏場のジョグや短時間の運動なら不満はなかった。
ただ、最大の弱点が丈の短さ。
太ももが擦れやすい体質の自分にとっては、長時間の着用になるフルマラソンではどうしても不安が残っていた。
実際、何度か擦れてしまったこともある。
その点、ノースフェイスのエンデュランスボクサーショーツはロング丈+柔らか素材+フラット縫製で、擦れとは完全に無縁。
フィット感も適度で、締めつけすぎないのにズレない。
レース後に「パンツの存在を一度も気にせず走れた」っていう体験は、CW-Xでは味わえなかったもの。
価格はCW-Xの方が少し安いけど、快適さと安心感ではノースフェイスに軍配が上がる。
短時間のトレーニングならCW-X、長時間&勝負レースにはノースフェイスって感じで使い分けるのがベストかもしれない。
こんな人におすすめ
ノースフェイスのエンデュランスボクサーショーツは、こんな人にぜひ試してほしい。
- 太ももが擦れやすい体質で、インナー選びに悩んでいる人
- フルマラソンや長時間の運動でも、下着ストレスをゼロにしたい人
- レース本番で集中力を切らしたくない、全力でパフォーマンスを出したい人
パンツなんて何でもいい、と思っていた自分が、今では「走る日はこれじゃないと落ち着かない」と感じるくらいには頼りにしているアイテム。
日常の快適さとはまた違う、“競技に耐えうる快適さ”を求める人にこそおすすめしたい。
サイズ感について

身長168cm・体重61kgの自分は、Mサイズを購入してジャストフィットだった。
公式のサイズチャート通りに選んで問題なし。

ウエストまわりも締めつけ感はなく、丈も長すぎず短すぎずちょうどいい。
フィット感と快適性のバランスが取れていて、走っているときにズレてくることもなかった。
迷ったらサイズ表を見て、自分の身長・体型に近いところを選べばまず失敗しないと思う。
デメリットもあるけど…

もちろん、完璧なアイテムではない。正直、デメリットもある。
- 価格が高い
ボクサーパンツで定価6,600円(税込)は、どう考えても高すぎる。
気軽に「2枚目買おう」とはなかなかならない。
だからこそ、ここぞという勝負シーンやレース当日用として割り切って使いたい。 - 乾燥機は非推奨
洗濯表示的に乾燥機は避けた方がいい。
自分のように洗濯から乾燥までまとめて済ませたい派にとっては、ちょっと面倒。
何度も言うけど、高いから従うしかない。
まとめ:快適すぎて、勝負パンツになった

正直、パンツに6,600円は高すぎる。
でも、ノースフェイスのエンデュランスボクサーショーツを実際に履いてフルマラソンを走って、自己ベストも出して、擦れのストレスもゼロだった今なら言える。
これは“勝負パンツ”として間違いなくアリな一枚やと思う。
毎日は無理でも、レース本番や長距離走、ここぞというトレーニングの日に履くと、安心感が違う。
インナーの存在を一度も意識せずに走り切れた経験って、実はめちゃくちゃ価値がある。
パンツにこだわるのは最後でいい。
でも、最後まで走り切るためには、インナーで悩まないことが意外と大事だったりする。
そう思わせてくれた一枚やった。
最後までお付き合いいただき感謝。これからも気が向いたらのぞいてくれると嬉しい。