各メーカーから多数発売されているランニングシューズの中、絶大な人気を誇るのがアディダスの「アディゼロシリーズ」
個人的にもアディゼロシリーズは一番好きなランニングシューズで、その中でも一番のお気に入りがアディゼロジャパン。
初めて買ったのがジャパン6だったので、今作の8は3足目のシューズになる。
アディゼロジャパンの特長はなんといってもその万能性にあると思っている。
8作目となる今回のモデルを深掘りしつつレビューしていきたい。
今購入に迷っている人やランニングシューズ好きの参考になれば嬉しい。
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最強の万能シューズ
アディゼロシリーズといえば、エリートランナー向けの「プライムX」や「アディオスプロ」から初心者にもおすすめな「SL」や「RC」など、ラインナップが多岐にわたる。
そんな中でもジャパン8はちょうど中間に位置していて、エリートランナーのトレーニング用、サブ4やサブ5を目指すランナーにはレース用としても使われたりと、誰もにおすすめできるシューズとなっている。
ジャパン8のスペック
- 重さ:215g(27.0cm片足)
- 足幅:E
- ドロップ:8mm
- 底厚:28mm
- クッション素材:LIGHTSTRIKE PRO、LIGHTSTRIKE EVA
重さは215gと比較的軽量な作りになっている。
ドロップも8mmと標準的。
底厚に関しては、昨今の厚底ブームの中では比較的薄めの28mmだけど、決して薄底といったわけではなく、中厚底といったところ。
ちなみに前作のジャパン7は27mmだったので、1mmほど分厚くなった。
ディティール
サイド
ソールは引き続き、LIGHTSTRIKE PROとLIGHTSTRIKE EVAの2重構造。
しかし、前作と仕様が異なっている。
ジャパン7ではLIGHTSTRIKE EVAが全体にあり、前足部にLIGHTSTRIKE PROが乗っかっている仕様だった。
今回のジャパン8はLIGHTSTRIKE EVAとLIGHTSTRIKE PROが前足部と中後足部でくっきりと分かれている。
これにより、より反発の強いLIGHTSTRIKE PROが前面に押し出され、推進力の向上が期待できそう。
フロント
前作よりアッパー部分が改良され、素材が全てメッシュに変更されている。
ドロップは8mmと同じではあるけど、心なしかつま先の反り返りが若干浅く見える。
バック
軽量化により全面的にメッシュ部分が増えている。
あと、真ん中の割れ目のデザインがなんか今風な感じ。
外側が少し浮いているのも特長的。
アウトソール
定番のコンチネンタルラバーを採用。
安定性やねじれ耐性に使われている、TORSION RODSが剥き出しに。
アッパー
アップデートされた軽量メッシュで、より通気性が優れた作りに。
シュータン、履き口
軽量化を実現するために、どちらも作りは薄めになっている。
履き口に関しては、個人的にもう少しリブが分厚目が好みなので、少し心許ない。
素材は固めに作られているので、肌が弱い人はソックスは長めが良さそう。
ヒールカップ
アディゼロシリーズの定番となりつつある、プルバック式を採用。
26.0cmで196g
公式では27.0cmで215gだったけど、26.0cmになるとおよそ20gも軽くなっていた。
前作が202gなので、6gほど軽量化されついに200gを切った。
サイズ感
いつも履いている26.0cmを迷わず購入。
気持ちだけど、前作に比べるとフィット感が増したような印象。
軽量化シューズで、包み込んでくれるような感覚はないものの、そこは靴紐で調整するしかない。
履いた感じも全く問題なく、いつもと同じサイズ感で問題なさそう。
アシックス ASICS GT2000 8
アディダス アディゼロ ボストン 8
ナイキ ズームフライ3
ナイキ エア ズーム ペガサス 38
アディダス アディゼロ ボストン10
アディダス アディゼロ ジャパン6
アディダス アディゼロ タクミ セン 8
ナイキ エア ズーム ペガサス 39
アディダス アディゼロ ジャパン7
アディダス アディゼロ ボストン11
アシックス マジックスピード2
HOKA ボンダイ 8
アディダス アディゼロ SL
HOKA クリフトン9
走ってみた感想
安定感が増した
フィット感が増したことによって、スピードを上げた際の走りに安定感が生まれた気がする。
ヒールの厚さも28mmと最近のシューズでは少し薄めなのも手伝って、踏み込んだときのズレもあまり感じない。
スピードが出しやすい
ソールの構造が変化したことによって、より反発性を感じられるようになった。
踏み出したときに前足部のLIGHTSTRIKE PROのおかげでスピードが出しやすい。
普段なら頑張って走る5:00/kmでも少し余裕をもって走ることができた。
ややスピード型になったかも
軽量化されたことでスピードを出しやすくなったものの、スロージョグやLSDでの安定感はやや疑問が残る。
ただ、サブ4ランナーにとってのレーシングシューズとしては十分に使えそう。
一足持っておいて間違いなし
一つの要素に特化していないのが特長のジャパン8はオールマイティーという言葉がピッタリのシューズ。
アディゼロシューズはそれぞれ特長的なシューズが多い中、特長がないのが特長で、ロングジョグからスピード練習まですべての練習に対応してくれる。
アディゼロシリーズに限らず、買うシューズを迷っているときは、一度アディゼロジャパン8を試してみてほしい。